パーキンソン病 原因と治療法

手のひら先生のリウマチ相談室を運営する筆者が、高麗手指鍼のパーキンソン病治療についてお話いたします。

パーキンソン病治療に効く新・自律免疫療法


東洋医学には三焦経と心包経と言う、謎の気の流れ経絡があります。

二千年前に描かれていたので、それが何を意味しているのかはいまだ謎です。

経絡には臓器に刺激を与えるツボが並んでいると、その臓器の名前が付いた経絡になります。

14経絡がありますが10経絡には臓腑の名前が付けられています。

2経絡は背骨を通る督脈、腹部の中心を通る任脈があります。

残る三焦経と心包経は何を意味するのかが、二千年間問題になっていました。

三焦経は胃と小腸大腸をままとめて考える腑であり。心包は脾臓(今の膵臓)と肺と心臓をまとめた臓器とする。このような考えがありました。

高麗手指療法で治療している私は、この経絡はどのような臓器をまとめたものだろうかと研究していました。

すると三焦経には臓器のほかに交感神経が、心包経には副交感神経が含まれていると分かりました。

解剖学的に見ても背中側が交感神経優位、お腹側が副交感神経優位であろうと推測は出来ます。

高麗手指鍼は手の中にある経絡とツボを刺激して治療します。

その中で三焦経と心包経を検証すると、交感神経副交感神経が含まれていることが分かりました。

安保徹福田稔共同研究で生まれた「自律神経免疫療法」は、爪もみ法と言われ副交感神経を刺激することで、興奮している交感神経をおさえてバランスをとるものでした。

オーリングテスト試料を使い三焦経心包経のマッサージを行いました。

行い方は拙著「手のひら先生の高麗手指鍼療法」で写真付きで解説しています。

左の薬指を右手の親指と人差し指で挟み、根元から爪先へと摺り上げます。

10回 20回 30回の結果を調べました。

すると交感神経から出るドパミン 副交感神経から出るアセチルコリン神経伝達物質量は、それぞれ予測通り増減していました。

交感神経副交感神経のバランスが整うことで、血液内の顆粒球とリンパ球の比率が、理想とされる30前後対60前後になります。

それが免疫度を高めることに繋がります。

 

手のひら先生の高麗手指鍼療法

手のひら先生の高麗手指鍼療法

 

 

パーキンソン病完治まじか 2例目の症例か?

 少し前に完治まじかの患者さんがいらっしゃると書きました。

 

年末のお仕事の関係で1週間隔があきました。

ご本人も治療間隔をあけたくなく、症状が戻るかと心配しましたが杞憂に終わって安心したそうです。

治療回数が9回を終わっていると、自分の修正する力がついているので、一般には自然治癒力と呼んでいますが、この治る力で元には戻りません。

この方の主治医は薬は頓服的に使えばよいと言って、毎日服用していません。そのせいでしょうか治りが早いように思えます。

夕方に起こっていた振戦が起きなくなり、今日の朝寒いこともあり起きた時に振戦が出るかと思いましたが出ませんでした。

治療後にオーリングテストで検査すると、免疫度はまだ完全に戻っているわけではなく、およそ80%の回復と出ました。

さらにパーキンソン病のテスト試料を使うと、こちらも80%は開腹していると出ました。

年内は無理でも年明けにかけてはさらに良くなるはずです。

パーキンソン病の症状が無くなるとなると、ドーパミン分泌の有無云々はどうなるのでしょうか?

鍼灸師としては血液検査等は出来ないので、そこのところは推測するしかありません。

単に血流の改善が図られたからでは説明がつきませんが、鍼治療によって脳神経が活発に活動を始め、脳免役度を上げることによって元にも出らなくなっていることは確かなことです。

パーキンソン病の治療法は完成したと言えそうなので、認知症治療にも対策が取れるのではないかと考えています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パーキンソン病を治せるか完治させられるか?

 

西洋医学では原因が解明されています。

中脳黒質部分が損傷され、神経伝達物質が出なくなり発症するのです。

震えや動けなくなるなどの症状は大脳基底核内の働きが悪くなることで起きます。

私の妹がパーキンソン病の権威の検診を受けに行った最初に、「この病気は治りません」と言われました。

ドパミンを補充する目的で処方される薬が、Lドーパですが服用していくと徐々に効かなくなります。

そのほかの治療方法がないので、医師がそのように説明したのです。

妹は日常生活に不自由なく生活しています。

最近グーグルのホームページ評価法が変わったので、当院のページがはるか下に下がってしまいました。

この評価をアルゴリズムの変化と言うらしいのですが、1年に3回ほど行われるらしいのです。

今回は12月3日に行われたようなのです。

本日は「パーキンソン病治療 東洋医学」と検索して、果たして上位にあるページではどのようなことが書いてあるのかを見ました。

どのようにして見たか、視点を何処に置いたかと言いますと、「東洋医学鍼灸治療で完治するのか?」から読んでみました。

1,西洋医学では完治しない、改善も難しい
2,改善・動きを良くするには手術して電極を脳に埋め込み、症状が出たら電気を流す方法なら効果が出るようです。
3,近年になって研究された中国の頭皮に刺す鍼 頭皮針で効果があるらしいです
4,醒脳開きょう法 脳卒中などに開発された新しい針だと記憶しています。
5,日本人の山元敏勝医師が発明した、山元式新頭皮針療法 

漢方薬は完治させられないので、血液循環をはかり動きが楽になることを目的とするものです。治療の中心にはならないでしょう。

頭皮針は頭皮に鍼を刺しますが、気の運用気のパワーがないと効果を出せないそうです。よく訓練された先生の治療を受けるのが良いでしょう。

上位にはなかったのですが20年前に日本に紹介された、三針法と言う脳卒中後遺症に効果がある鍼方がありました。これも気の力が大きな働きをするという事でした。

「醒脳開きょう法」は何年も前に出版されたものを読みましたが、治療法は難しく良く理解できませんでした。脳卒中後遺症に効果があると記憶しています。パーキンソン病にも応用が効くのでしょうか?分かりません。

山元式新頭針療法は博士がセミナーで仰っていましたが、中国式とも違うし日本の鍼師が言うような経絡とも異なる考えで生まれたものです。従来の鍼とは根本的に異なる鍼と考えた方が良いでしょう。医師の視点で開発されて行われる治療法です。

頭部にツボと言われるものがあります。このツボの持つ治療効果は二千年間積み上げられて来たものです。目や耳などの病気に効果を出せるツボです。

脳は東洋医学にとっては謎の臓器でした。ほんの100年前からやっとその働きが西洋医学から解明が始まりました。したがってこのツボは運動野 このツボは大脳基底核に聞くツボであるとは、今まで研究されて来ませんでした。

このツボは視床のツボ、これは視床下部のツボ 小脳のツボと説明された治療法は見たことがありません。

脳神経と対応するツボが決められていたのは、ポール・ノジェ博士の耳つぼだけなのです。

視点を「完治させられる治療法」に置くと、果たして寛解は出来ても完治まで届くのかは疑問です。

だから「手のひら先生の高麗手指鍼療法」は完治を目指しています。

現時点での治療法の中身は次のようになっています。

1,脳神経のツボは発見いたしました。
2,鍼治療と進化論を融合させた治療法を考えました。
3,伝統的な経絡調整も行います
4,直接の原因ではありませんが、遠因としては脳の免疫度が下がっているので回復させます
5,治療効果を加速させるために低周波治療器で通電します。

震えが止まったなどほぼ完治の症例が出ていますが、完治させることが出来ると言うには症例数が必要かなと現時点では思います。

パーキンソン病治療に使うツボ

良くパーキンソン病に効くツボありますか?とか何々に効くツボありますかと言う問い合わせがありますが、「そんなツボありません」と答えます。

こう言って質問される方は、痛みと同じように1つのツボに刺せば治せるのではないかと思って聞いてくるのでしょうね。

 

パーキンソン病は脳の神経の病気です。

いくつも脳神経が関連して発症する病気なので、すべてが元のように正常に関連して働くようにしなければなりません。

例えば手のひらの中の大脳基底核に相当するツボや視床のツボなど、4か所が重要なツボになります。

そのツボは高麗手指鍼の基礎にも書かれていないツボです。正確に言えば前から知られていたツボなのですが、手のひらを脳に見立てて治療を行う「手のひら先生の高麗手指鍼療法」では脳の重要なツボに重なります。

さらに我々人間は魚から鳥になり進化してきた動物です。これに対応するツボ群をフェーズとしてまとめました。

したがってフェーズはⅠからⅢまであり、ツボも合計で12個あることになります。

それと脳の免疫度が低下しているので、免疫を上げることも行います。この方法も独自に考えた方法になります。この免疫調整法にはツボが合計6か所あります。

さらに治療で重要なのはその1個のツボに何本鍼を刺せば良いか、診断することなのです。本数が足りなければ効果が出ません、多くても同じことになります。

これだけで治療は完成するわけではなく、鍼治療にとって最も重要な経絡のバランスをとることもあります。

 

治療が重なるごとに鍼の本数は減ってきます。毎回検査して本数を変えていかないと、病気は治って生きません。

何でも鍼を打てば病気を治せるのは、私の先生金成万先生だったかもしれませんが、惜しいことに交通事故で亡くなられてしまいました。

凡人である私の行う治療法では、理論を立てて毎回診断し効果を検証しながら、病気に立ち向かわなければならないのです。

 

 

手のひら先生の高麗手指鍼療法

手のひら先生の高麗手指鍼療法

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

80才を越えたパーキンソン病の患者も改善します

昨日紹介した患者さんのほかにもうお一人います。

実はパーキンソン病であると正式に診断されてはいません。

 

以前お医者さんからパーキンソンかなと言われていましたが、健康診断でパーキンソン症状を見た看護師さんから、レビー小体型のパーキンソンではないでしょうかと言われたそうです。

確かに振戦が段々ひどくなっているほか、老齢であるので動作もゆっくりとしてきているので、なんとかしてパーキンソンを治したいと連れてきました。

しかしパーキンソン病の治療では脳神経に関連するツボには、それぞれ計測して鍼の本数を刺します。

前回の患者さんは最初は1か所3本刺しました。

指先にこの本数を刺されるのはおそらく耐えられない痛みだったようです。

何とか説得して2回目も連続して治療を受けましたが、3回目はお休みしました。

 

ご家族とすると治療後は震えが2日は止まっています。さらに夜中の頻尿も回数が減るそうです。

 

4回目になると鍼の本数が減って1h本になりました。それと同じくして会話の受け答えも良くなり、表情も豊かになりました。

 

いま少し前に自分がパーキンソン病であり、治りたいと欲が強く出せれば治療は継続していたかもしれません。

サウンド・アキュパンキュチャを試聴してもらっていますので、これを何度も聞くことで改善できればと考えています。

年末で介助する家族が少ないので、連続で治療することは難しい時期になっています。

しかし認知症が混ざっているようなパーキンソン症状でも、治療を行えば振戦が減り動作の改善が図れると分かったのは収穫でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パーキンソン病完治する二人目の患者さんが出そうです

不治の病?

ドーパミンの不足で起こる?

妹のパーキンソン病が良くなってからもう何年も経ちました。

この患者さんは9回目の治療が終了した後、夜になると震えが起きていたのがぴたりと止まったと報告を受けました。

患者さんは3年ほど前に治療に来られ、3,4回で止まっていた方でした。

2019年11月に出版した「手のひら先生の高麗手指鍼療法」をご覧になり、「鍼灸治療と進化論を融合した治療法なんだ」と感激し、治療再開された方です。

鍼治療と進化論を融合した治療であることを書いたのですが、そのことを理解されて評価していただけた方は、この患者さんと大企業で社長をされていた方お二人でした。

そのほかの方たちにとっては内容が難しかったな。?

鍼灸の歴史三千年でも誰も知らなかったことなので、無理もないことだと思いますが。

ところで能書きはいくらでも書けるのですが、実際の治療効果が出せなければ絵に描いた餅です。空論です。

幸いにパーキンソン病、関節リウマチ、脳卒中後遺症 そのほかにもこの理論と治療法の効果が次々と出ています。

鍼灸師なのでドーパミンが再び出てきているのかは判定しようがありません。

治療ではパーキンソン病に関係する脳神経を刺激賦活させることをしています。その方法は進化の3段階3、フェーズ ワン ツー スリーの3つに現れるそれぞれのツボに、何本鍼を刺せば最適なのかを計測し治療します。

さらに重要と思っているのは脳の免疫度を正常に上げることです。ほとんどの病気の場合は頭蓋内の免疫度が低下しているので、それを引き上げることが重要なのです。

脳は損傷を受けてもそれを補って回復する「脳の可塑性」を持っていると言われています。

なぜパーキンソン病の症状がどんどん改善していくのか、その理由を考えるのはこれからでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

手のひら先生の治せるパーキンソン病鍼治療法

 

ラジオを聞いていたらパーキンソン病の補助が削られそうなので、いま大変なことになっているという話になりました。

難病指定になっていて、月の医療費が3割負担なら2割に 2割の負担なら超える自己負担額を超えた分が助成されることになっています。

ところがパーキンソン患者は100万人当たり150~180人ぐらい、総計150万人とすくないので、助成金を削られるかもしれない恐れが出ているそうなのです。

国の歳入が少な健保が赤字なら何でも削るというのでしょう。

ところでネットで見ていたら鍼灸は、助成対象になっていないと書いてありました。

まあ伝統的な鍼治療でパーキンソン病を治すのは簡単ではないでしょうね。

なぜなら脳の神経を刺激できるツボはないからです。

それに西洋医学でも対策はありません。さらに発症の原因は不明になっています。

高齢社会になればなるほどパーキンソン人口は増えます。

なぜでしょうか?

手のひら先生の高麗手指鍼療法として、今の理論治療法が始まったのは「妹のパーキンソン病治療」からでした。

手の震えから始まり顎まで左右に震えてきたので、「これはまずい、本気で治さねばと考えました」

身内の病気を治せたら一人前の鍼灸師だ、と学生の時言われていました。

妹が発症してすぐ従来の高麗手指鍼を始めました。およそ2年間治療したのですが、進行するばかりで高麗手指鍼も効果がでませんでした。

そこで前から考えても中々入口取っ掛かりが見つからなかったものを、あらゆるきっかけをたどって見つけることが出来ました。(これ実は大変なことなのです)
ツボを見つける道具のことです。

それから3年ほど掛けてツボの発見をしました。(貯金無くなりました)

さらに思考を重ねてフランス人医師ポール・ノジェ博士の耳鍼理論に学び、フェーズごとの臓器のツボや、手のひらに脳のツボを見つけ出しました。

このころになると妹のパーキンソン病は改善しました。

日常の生活にはほとんど支障がないくらいにはなりました。

病院に行っていましたが、担当医師も進行していかないようなので不思議がっていたようです。

しかし手のひら先生の高麗手指鍼療法はまだ完成しませんでした。

自分が治療していて納得できてもそれを人に論理的に説明するまでいたっていません。

3年ほど前に韓国手指鍼学会の韓日学術大会の発表論文にまとめたのですが、最後の最後の結論のところで立ち止まり逡巡しました。

フェーズⅠ~Ⅲまでのつぼを見つけましたが、それが何を意味し治療ではどのような効果が望めるのか、説明が出来ないことに気が付きました。

卒業論文の時と同じような苦しみでしたが、締め切りまじか最後の最後とうとう見つけ出せました。

その説明は昨年出版した

 

手のひら先生の高麗手指鍼療法

手のひら先生の高麗手指鍼療法

 

 

に書きました。


パーキンソン病の発症原因は精神的なストレスの比重が高いと思います。

またそれが脳の免疫を低下させ、ひいてはパーキンソン病の遠因になっているのだと考えています。

パーキンソン病の治療には、手のひらに描かれるフェーズⅠ~Ⅲまでの関係する脳神経のツボ調整、経絡の調整 脳の免疫度を上げること をします。

医学書をやネットの説明を読めばドパミンの欠乏 異常たんぱくの出現 レビー小体の出現 などが原因としています。


「神経免疫学革命」ミハル・シュワルツほか著 早川書房刊 の中で脳の免疫が、様々な病気や老化に関係することを突き止めたそうです。

それまでは脳の免疫度は一定に保たれていると考えられていた概念を打破したそうです。

その調整法は彼らは見つけ出せていないようですが。

ところがその本を読むとまさに私が20年前に考えた免疫調整法は、身体だけだと思っていたものが脳の免疫も高めることをしていたのだと分かりました。

だからパーキンソン病治療が簡単に効果がでているのか分かりました。

 

私のホームページはこちらです。「手のひら先生のリウマチ相談室」

次の本は

手のひら先生の高麗手指鍼療法 | 和正, 長谷川 |本 | 通販 | Amazon

がどのようにして生まれたのかを書いたものです。
他の鍼灸書のようにこのツボを使えば治るというような本ではありません。手のひらのツボのことや治療法については
「高麗手指鍼講座」柳泰佑著 たにぐち書店 刊 日本語訳がありますのでご覧ください。鍼灸は見たり読んだりしても身につくものではありません。

サウンド・アキュパンキュチャは本の最後に数ページですが記述しております。

一般の方には病気を治す鍼治療とはどういうものか理解できるように書いてあります。さらに私なりの簡単自律神経調整法を図解しております。