パーキンソン病は治せる病気です
3年前に治療を開始しましたが4回の治療で中断していました。
この度出版した本を読み、鍼治療と人間の進化が書かれていたところを評価していただき、再開にいたったものです。
本日は治療7回目になります。第4回目から体は変わってきました。3回目にSAサウンド・アキュパンキュチャを渡し、聞いていただいた効果が表れてきたようです。
朝起きた時の震えが少なくなったことに気が付いたそうです。よく眠れるようになったそうです。
5回目からパーキンソン患者の組織を持ち、オーリングテストを使ってどのくらい治療で改善したかを計りました。
第7回目の本日のオーリングテストでは、中指薬指親指の3本を使いました。前回から比べても開く具合は改善しました。
動きが格段に良くなり歩行速度は病人とは思えないようになりました。
ウオーキングはしていませんが、ボクシングが好きなので室内でシャドーボクシングを行っているそうです。その動きが良くなり動きが軽くなって来て、疲れなくなってきたそうです。
順調に改善しています。
私のホームページはこちらです。
次の本は「
」がどのようにして生まれたのかを書いたものです。
他の鍼灸書のようにこのツボを使えば治るというような本ではありません。手のひらのツボのことや治療法については
「高麗手指鍼講座」柳泰佑著 たにぐち書店 刊 日本語訳がありますのでご覧ください。鍼灸は見たり読んだりしても身につくものではありません。
サウンド・アキュパンキュチャは本の最後に数ページですが記述しております。
一般の方には病気を治す鍼治療とはどういうものか理解できるように書いてあります。さらに私なりの簡単自律神経調整法を図解しております。
パーキンソン病は治せる病気です
昨年2019年8月に突然脳梗塞を発症し1か月余り入院しました。
特に目立った後遺症は残らなかったのですが、まったくやる気が起きなくなりました。
徐々に体を動かしながら本日まで約1年以上経過しました。
気が付くと体力が思った以上に低下していました。
頭の中では2キロ3キロのウォーキングは大した負担とは思わなかったのですが、それがかなりの程度であったのに気が付いたのです。
大人の体力と思っていたのが、幼稚園生程度に低下していたのです。
それに気が付いたのはまだ3か月ほど前でした。
それでまず筋力アップ歩行能力アップのため、室内でスロースクワットを3セット程行いました。
驚くほど速く太ももが太く回復してきました。そこで1キロ先の駅まで買い物に行くのですが、まず片道はバスで帰りは歩くことにしました。
それから距離を伸ばせるようになり、来年度の準備を兼ねて大國魂神社まで歩いてきました。往復5キロの道のりでしたが、今月は2回行うことが出来ました。
体力が少しづつ回復してきました。
治療の方の頭はダメージが少なかったのでいろいろ工夫を重ねました。
以前からお伝えしている、音で治療をする「サウンド・アキュパンキュチャ」が完成しました。
実証研究として、最初は難聴次に関節リウマチは目覚ましい結果でした。現在はパーキンソン病患者さんも試聴していただいております。
また昨年5月1か月で原稿をまとめ11月に出版した
を高評価していただき、さらに元気が出ている状態です。
評価は業界内の方ではない方たちで、大企業のトップをされていた方や、現役でお勤めの方が、言わんとしたことを理解していただいたのには驚きました。
人間の身体に記憶されている進化の記憶を見つけ出し治療するものだという事を読み取っていただけたようなのです。
部外者なのに良く分かったという事で望外の喜びでした。
パーキンソン病の治療もそのような鍼治療を行ったうえ、鍼を音に代えて自宅でパーキンソン病を治療していただけることになりました。
妹で効果は確認しているのですが、さらにお一人またさらにお一人が参加される予定です。
パーキンソン病を治すには単に脳神経を刺激したり、血流改善だけを図ったりするだけでは効果は出ません。
脳の免疫度も高めなければならないのです。
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第5回の動画はパーキンソン病の治療法の
鍼治療法です。
体が震え動きが遅くなってくる難病とされるものです。
ドーパミンが欠乏してくるのが原因とされ、L-ドーパという薬が処方されますが、進行を止めることはできません。
手のひら先生は高麗手指鍼を使って、パーキンソン病を治療します。
手のひら先生スタイルの高麗手指鍼では、フェーズという考え方これは人間の進化の段階を意味しますが、
この3段階に分かれる進化に合わせて、それぞれの段階に現れる脳のツボを、効果的に調整することが出来ます。
鍼の歴史二千年の中では、耳鍼のポール・ノジェ博士の考え方と同じくするもので、画期的な考え方になっています。
博士の場合はフェーズの意味は分からなかったのかもしれません。
手のひらと耳とは治療の場として、また現れるツボの意味が全く異なります。
その点では異なりますが、治療の場としては従来の伝統的な鍼に比べ、画期的なものです。
手のひら先生スタイルの特徴は、脳神経の詳細なツボがあること、気の調整ができることそして免疫を整えることが出来ることです。
ここでは人間の進化というものはいかに緻密であって、いかに素晴らしいものであったのかが実感されます。
その中で病気になった場合どのように修復できるか、その修正装置も備えられてきたわけです。
そこを刺激し正常に戻せるか、手のひら先生スタイルでは先達の様々な工夫を取り入れて、従来考えられなかった効果を導き出しています。
パーキンソン病治療法の完成です
パーキンソン病の治療については、妹の治療例だけでした。
もうお一人のパーキンソン病患者さんを治療して、確実な効果が出ました。
パーキンソン病の最大の原因を中脳黒質が異常を起こし、ドーパミンがでなくなったことによるものとされています。
もう一つの問題箇所は大脳基底核でした。
ここは運動をコントロールする集中司令室とでも言える場所です。
ここのスイッチングがうまくいかないと、震えが激しくなり運動制御ができなくなるようです。
手のひら先生スタイルの高麗手指鍼も10年前は、暗中模索を繰り返して来ました。
6年前から今のように脳神経のツボを見つけ出すことに着手することが出来ました。
3年前から手のひら先生スタイル理論の確立を目指し、全てに説明ができる様になって完成を見たのは2018年でした。
基本の治療法は以前から行っていましたが、イオンパンピングコードやパチパチを使った刺激法を加え、ある程度の成果を見たのがやはり2018年まつでした。
さらにここで発見したのは、実は鍼灸の歴史でも誰も考えたことはないと思う、ツボの刺激度を計測する方法を考え出せたことでした。
普通は1つのツボには鍼は一本刺します。
でもそれで良かったのでしょうか?
効果的だったのでしょうか?
このことは今までどこの本にも記載されていませんでした。
刺激が不足しているときは、山下詢先生は気が滞っている時は、鍼を捻るとか浅くしたり深く刺したりして、気が通るまで刺激することをすると教えていただきました。
もし治せる鍼灸師だった場合はおそらくご自身で持つ、気のパワーを鍼を通して患者に与えるので、問題はなかったのでしょう。
この問題を解決したことでパーキンソン病治療の問題は、一気に解決いたしました。
解決してみればコロンブスの卵のごとく簡単なことでした。
それとこういうことだったのかと納得したことがありました。
それはこの言葉です。「陰極まれば陽となり、陽極まれば陰となす」
現実世界で触れるのは例えば、「極左の左は極右になる」極左とよばれる指導者は、極右の人間と意気投合する、このような言葉です。
鍼灸の世界でも聞いたことがありますが、それはほとんど漠然とした概念でしかありませんでした。
唯一山下詢先生の講義の中でこのような説明がありました。
「腎」という臓器は陰陽五行の中で、水の性質に分るされる。
しかし腎は「水中火」とも言われる。
スイチュウカという音になると、松坂慶子の愛の水中花を連想してしまうかもしれませんが、それではありません。
人間が衰弱して末期になると身体はどんどん冷えてくる。
限界まできた時に一旦体温が戻ることがあるが、それは腎の中の火が燃え上がるからだ。
このようなことがあるのだ、と先生は仰っていました。
陰極まれば陽となる。私はそのように感じました。
それ以外はこのような例はなかったのですが、ツボの最適な刺激は何本の鍼を刺せばよいのか。
この問題が解決し、さらに治療法として一段極めたと思える方法は、見つけ出した瞬間にまさにこの「陰極まれば陽となり、陽極まれば陰となす」が現れたのでした。
パーキンソン病の治し方は以下の方法になります。
1,気のバランスを撮るために診断する。
2,パーキンソン病に関係する主要なツボの状態を診断する。
3,本来の使い方ではありませんが、ツボに何本鍼を刺すのかツボの状態を力価を判断する。
4,ニードルキーパーを装着する。
5,イオンパンピングコードをつなげ、パチパチで刺激する。
6,ニードルキーパーに低周波の電気を流し気を整える。
以上が手のひら先生の高麗手指鍼パーキンソン病治療になります。
患者さんは前回重要なツボには9本の鍼を集中して打ちました。
治療後に計測すると4本になっていました。約半分ほど改善したというわけでした。
今週いらっしゃるとパーキンソン病特有の頭が前に垂れ下がっていたのが、傍目でもうえに上がるようになって改善しています。
他の人からも治ってきたと言われます、傍目からも自分でも自覚できるように改善しているのが分かるようです。
さて今回は3本鍼を刺しました。
治療後は1本と正常になりました。
まだ震えることはあるようですが、それも緊張した時に出るもので、日常生活には支障はない程度です。
緊張する時に思いもかけない震えが出るのは、パーキンソン病特有のことかもしれません。
我が妹のパーキンソン病治療を始めた10年前から6年前頃は、妹がよく言っていたのが「手の震えを見られるのが嫌で、美容院にもいけない行かない」というものでした。
今はよほどのことがないと震えは起きません。
パーキンソン病は脳の病気です。
脳の血流が良くなれば表情も驚くほど変化をします。
パーキンソン病特有の仮面の表情はもうありません。
パーキンソン病治療効果の計測法
パーキンソン病の治療方針は決まりました。
治療方法も最近は更に精査して、ツボの選定とどの程度の鍼を刺して刺激するかも決まって来ました。
リウマチなどの病気の場合は、最も中心になるツボはたった一箇所に限定されてきました。
パーキンソン病はたった1箇所というわけには行きません。
原因として中脳黒質が侵されて、ドーパミンが出ないことと言われています。
しかし病気のなり始めは西洋医学では分析できない、対処のしようがないのです。
ドーパミンを補充しても徐々に進行していくのがパーキンソン病です。
黒質の修復が出来たとしても病気が脳全体に及んで、様々な異常タンパク質やレビー小体と呼ぼれるものの出てきてると、すでにドーパミンだけの問題ではなくなっているはずです。
東洋医学の長所特徴はなぜ?そのような状態になるのか?それを推測できることなのです。
推測できたからそれでパーキンソン病を治せるわけではありませんが、治療の根幹はそこのところを含めて治していかないと、根本治療完治には届かないというのが理念です。
手のひら先生スタイルの確立を目指していましたが、その中で欠けていたのがツボに何本の鍼を刺せば、ツボの状態が正常になるのかが欠けていました。
この2,3年でそれが解決されることとなりました。
先達の偉業は日本では引き継がれているので、頭の中で考え抜いたところにそれはすでに揃っているのです。
大げさな機械も道具も必要としないでも、治療家の身体頭から爪先までが、センサーでありテスターにすればよいのです。
やり方を習ったからと言ってすぐに使えるわけではありません。
Oリングテスト開発者で有名な、大村恵昭博士でも最初の頃は精密機械のようなものにしたいと考えていたようですが、今はこれも気の世界に属するものだと言われています。
何億年も掛けて進化してきた人類の脳を含めた身体を、簡単に再生できるものではないしたとえ神経を作り出せたとしても、組み合わせ作り上げるとなると無限の時間が経過してしまうはずです。
刺激度を計測するのは次の写真に写っているものです。
MGOTと名付けました。
1番から8番までラインアップしてます。
色分けは近くに東京競馬場があるので、1枠から8枠の色に塗り分けています。
白 黒 赤 青 黄色 緑 橙 桃色 計8色です。
これを使って穴診断です。
治療にはこの他、パチパチとイオンパンピングコードを使った治療と、ニードルキーパーを使った治療法を組み合わせて使います。
中脳黒質は3から4本が必要な本数のようです。
左右の脳を結びつけている脳梁も3本ぐらいが刺激に最適となっているようです。
と言っても簡単な解釈はできません。
鍼灸には気の流れの調整が最重要なので、単に鍼をそれだけ刺したかからと言って効果が出るわけではありません。
専門家ベテランでも理解が難しいと思われませが、鍼の本数は曖昧なものでは全く効果が出ません。
陰極まれば陽都なり、陽極まれば陰となす。
この言葉は曖昧なものではなく、知らずにこのくらいでとやってしまうとまず効果は出ません。
ではもっと多く打てばよいのかといえば、過ぎたるはなお及ばざるが如しで、返って病気は悪化してしまうかもしれません。
往々にして東洋医学は厳格に証明できないので、いい加減なものとして見られがちですが、実は小さい鍼一本でガラッと状況は変わってしまうものなのです。
病状が難しければ難しいほど、厳格に厳密に治療を行わなければならないのです。
MGOTを考え出してからその思いまますます増幅しています。
治療を行ったあと病状が改善しているのか?
東洋医学はそこが曖昧ですね。
西洋医学でも薬を飲んだあと、それがどのくらい効果が出たのかはすぐ判断は出ないものです。
鍼灸学校生のときのことです。
こんなちいちゃな世界でも、それぞれやり方や流派とよばれるものが有って、揶揄したりするんだなあと思ったことがありました。
今の私は他の鍼とは全く交流もなく関心も持たないので、思うこともありませんが。
「経絡治療家は経絡調整をして、脈が整うと治療は終了したと考える。患者さんがまだ腰が痛いのですがと言っても、イヤもう脈が整いましたので治療は終わります。」
これはだめだろー、というのが反対勢力の批判の言葉です。
これは脈診だけを治療効果の基礎にしているので、患者さんのこともツボの状態も検証できないからです。
Oリングテストでは様々なテスト試料があるので、そこはカバーできるものと考えます。
例えば激痛の坐骨神経痛を治すには、1回の治療で治す名人は別格として、通常は3回ぐらいまで痛みが変わるまでかかります。
1回目 2回目 サブスタンスPの試料があるとこれが言えるのです。「身体は変化してますよ」と。
それで3回目終了後に変化を感じられれば、患者さんの信頼が得られるということです。
パーキンソン病でも、それ!できるんです。
数値としては表せないですが、Oリングテストの検査ではそれが出来て、患者さんと治療家の間では共通感覚を持てるのです。
パーキンソン病も治す手のひら先生スタイルの高麗手指鍼
と言っても「手のひら先生スタイル」と読んでいる、私が独自理論で打ち立てた高麗手指鍼治療では、パーキンソン病を始めとした治療が出来るということです。
やった試したたまたま治ったので、この治療はこの病気の治療ができるたぐいのものではありません。
しかし残念なことに二千年以上の鍼灸歴史では、腰痛肩こり以上のものは治せることができない、そのような治療体系になっているのです。
でも歴史上の有名な治療家や私の高麗手指鍼の金成万先生のように、がん治療で有名な先生方が数多くいました。
しかし残念なことに理論は同じなのです。
鍼の長さ太さ 治療の場所例えば身体・頭・手のひら・耳など 差はあるのですが、基本の理論は同じです。
ですから学校卒業したばかりの鍼灸師も、経験年数何十年の治療かも、実は理論は同じものです。
ではなぜ治療成果に明らかな差がでるのでしょうか?
使用するツボが違うのでは?
そのようなことはありません。
なぜならツボは365個と決められています。
異論が有って500個あると言ったり、これは私が発見した特別なツボとか言っても、昔からあるツボの本の近くのツボだったりします。
学校時代先生が「ツボは2センチ間違うと効果ない」と仰っていました。
2センチも誤差が有っても効果が出るんだ、と私は思いました。
なのでなので治療院経営者の先生の治療を受けた場合と、従業員に治療を受けた場合に効果に差を感じるのはなぜなんでしょうか?
そのことを長い間考えてきた結果その差は「気」の問題にあると、私は結論づけました。
その「気」の問題は鍼灸の歴史な中でも、未だに解決されていない最大の問題なのです。
しかし「鍼灸師の気」の問題は分かってみれば意外と簡単なことが分かりました。
良い先生治せる先生から、その気を譲ってもらう与えてもらうことなのです。
ただ先生も生徒も分かっていない理解していなくても、譲渡されてきたのがこの世界なのです。
私はそれではなく理論と治療方法を最優先に今まで来ました。
幸いにも高麗手指鍼に出会えましたのでこれを使って治療を行い研究も行ってきました。
ところが10年ほど前脳溢血を起こし自分で治療する中で、高麗手指鍼も脳溢血後遺症は治せないと実感として分かりました。
同時に妹がパーキンソン病を発症し、治療するたびに振戦がひどくなり、高麗手指鍼の今までの理論では脳疾患を治せないことを悟りました。
高麗手指鍼の治療の可能性は感じていました。
それは手のひらと脳の関係をカナダの生理学者の研究、ホムンクルスで説明し高麗手指鍼の優位性を説いたのは私だったからです。
手のひらの中に脳のツボを見つけ出したのは私が最初です。
しかし前に書きましたが新しいツボは殆どないのです。
研究していく中で手のひらの中に出てくる脳のツボは、じつはすでに知られているツボと重なるのです。
ツボを見つけ出すのに2年掛かりました。
更にそのツボが3相に現れたので、それはどのような意味を持つのかを考えた時間が3年弱ありました。
そこまで来るとあとは理論構築ですがそれは簡単ではなかったのですが、それまでの研究経過で積み上げたものを整理するだけでしたので簡単でした。
素人でも理解できるように完璧に説明できるまでにしたのは、昨年ソウルで行われた「第24回韓日学術大会」論文作成まで掛かりました。
しかし理解できた人は一人もいなかったようです。トップランナーは辛いかな?
一つの理論を完成するまではやはり時間はかかるのです。
治療方法は日々進化しています。
何故かと言うと人間が脳のことを知り理解をしたのは、まだ最近のことだからです。
東洋医学は二千年前の「黄帝内経素問霊枢」を、ただひたすら理解することに努めた二千年だったからです。
二千年まえは脳のことは分からなかったのですから当然のことです。
さて「手のひら先生スタイルで」脳の治療をする場合に、パーキンソン病などの治療には鍼を刺しただけでは刺激が不足していると考えました。
このような時に探すと日本の先達は、すでに私達に素晴らしい治療器具・治療方法をされていたのです。
戦後の鍼灸界を指導されていた、北里大学付属東洋医学研究所東洋医学部長で有名でした、間中喜雄博士を中心にした、鍼灸トポロジー学会の先生方は驚くような発明や研究をされていました。
それを私は利用させていただいています。
写真の右は「パチパチ」と呼んでいます。この呼名は「きいこスタイル」で有名な、松本岐子先生のネーミングを利用させていただいています。
ライーターチャッカマンに内蔵された、圧電素子から起電される1000ボルトの電流を治療に使います。
さらに間中喜雄博士考案のイオンパンピングコードを、手のひらように自作したものです。
更に前回写真を掲載しましたが発明品「ニードルキーパー」によって、手指鍼に大きな刺激を与えることで脳神経を調整することが可能になったのです。
基本は手のひらのなかの脳神経のツボを調整することです。
しかし調整し復活させるにはこれぐらいのことをしなければ、東洋医学の中で治療成果を出すことは難しいことになります。
先達に感謝!
ニードルキーパーとパーキンソン病治療
パーキンソン病治療の脳神経の治療箇所については、少々お話してきました。
その中心は大脳基底核の異常が起こす振戦でした。
さて、パーキンソン病を治療するに場合、大きな働きをするのが写真に示す「ニードルキーパー」です。
もしこれがなければ「手のひら先生スタイル」が完成しなかったでしょうし、リウマチがんその他シェーグレン症候群などの免疫疾患は治せません。
ただし同じ免疫低下の免疫疾患の「手術後の腸の癒着」は、ニードルキーパーは必要なく、鍼だけで免役度を上げれば治ります。
この差は症状が全身に及んだものか否かでその使用は分かれます。
東洋医学に関わる以外の方ではわからないでしょうが、東洋医学は「気の治療」であり気を調整することなしには、病気治療は出来ません。
これが二千年前からの基礎理念なので、これを外したり無視したりすることは出来ないのです。
もう一つの治療に関して治療家の大きな役目があります。
ただ鍼を刺せばそれで病気を治せるわけではありません。
腰痛肩こりならそれでも十分に治せるでしょうが、内臓疾患にかかるときは十分ではありません。
古典ではその鍼を通して治療家の「気」を患者に与えて、治す力を補助するという考えです。
鍼を保持しそこに弱電流を流します。
身体を流れる「気」は電流です。
北斗の拳「ケンシロー」のモデルだった氣功の師「鳥居隆篤」先生もこう仰っていました。
患者に気を与えると言っても、がんやパーキンソン病・リウマチ患者に、私が病を克服出来るだけのパワーを与えられる自信はありません。
そこで手のひらに通電することを考えました。
ここからは発明秘話になります。涙だ涙のお話になります、かな?
アイデアはわきましたがいざ作るとなると簡単ではありません。
高麗手指鍼療法で使用する鍼は、2センチぐらいの長さで0.1ミリほどの太さです。
これを手のひらに打つと皮膚の下2ミリからせいぜい3ミリほどしか深くは刺しません。
そのためここに電流を流すためにクリップで挟むと、鍼はその重さで抜けてしまいます。
そこでニードルキーパーを考案しました。
最初からこのような形が出てきたわけではなく、スポンジを二つ折りにしてその間に鍼を挟む、そのような簡単なところからはじめました。
それでは所詮1経絡しか調整ができません。
少しづつ形を変え今の原型が出来たのがアイデアが出てから3年掛かりました。
最初は塩化ビニールを折り曲げて作ることを考えました。
ところが頭の中では塩化ビニールは自在に曲がるのですが、いざ材料を目の当たりにすると思うようには形を変えられません。
ペンチで曲げたら折れますし、なにか熱を加えれば曲がりますが、熱すぎれば曲がり変形するが思うように整形は出来ません。
そこで考えていたら当時パーマを掛けていた床屋のコテが浮かびました。
コテは昔は炭火で熱くして使っていましたが、この時になると基盤が入っていて小さなコンピューター内臓のコテになっていました。
その時から自在に整形が出来るものが出来たのです。
最難関はニードルキーパーを指に支えるバンドです。
コードを束ねる結束バンドは有ったのですが、はめて緩める自在に着脱ができるゆな結束バンドが見つからなかったのです。
もうダメだと諦めようとした時に、突然光が射してきて着脱式の商品名インシュロックタイが見つかり完成したというわけです。
もしこのニードルキーパーがなければ、先程説明したような病気は治すことが出来ません。
パーキンソン病治療になぜニードルキーパーが必要なのかを考えました。
第1は、脳深部の神経に刺激を与えなければならない。
第2に、パーキンソン病と判定されたときには、ドーパミン産生する黒質の神経が脱落しただけではなく、周辺の脳神経もすでに侵されているので、全体を調整する強い刺激がいる。
第3に、気を補う。
第4に、また項を改めて説明しますが、この他に先達が考案した特殊なコードを使い、瞬間的に高電圧を流して脳神経を活性化します。
パーキンソン病は西洋医学では難病に属しますし、東洋医学では治療ができないものです。
それらを超えて治療効果を上げるためには、全く新しい観点から鍼治療を見直さなければならなかったのです。
理論的なところは難しいので、おいおい説明する予定です。
人間には治す力が備わっています。
自然治癒力などという訳の分からない陳腐な言葉使いは止めて、適切な刺激を与えることにより働き始める、免役脳神経修復装置システムが、再稼働し始めるのです。
人間の仕組みはNHK番組「人体」でも明らかになってきたように、全体の組織臓器は相互に関連しながら、人間全体として可動していることが科学的に説明できるようになったのです。
しかし全人的に治療する方法は東洋医学的な哲学と方法が、西洋哲学よりも優れていると考えます。
ただ検査方法や機器外科手法分析力などは、西洋医学が凌駕しているのは事実です。
素人やよく東洋医学がの根本を理解していない人は、西洋東洋の良いとこどりをすればより良い医療が受けられるのでは?と考えるのでしょうがそれは根本理念が全く違うので不可能です。
そのように主張する時、基本は西洋医学に置いて補助として使うと考えるはずです。
例えば薬を飲んでちょっと鍼やお灸を据えるとかでしょうか。
手術をしたあとに漢方薬を服用するとかでしょうか?
治療哲学を異にし治療方法、薬開発の理念も異にするものを併用しても、それで良い結果が現れてくるはずはないと考えます。