パーキンソン病 原因と治療法

手のひら先生のリウマチ相談室を運営する筆者が、高麗手指鍼のパーキンソン病治療についてお話いたします。

パーキンソン病治療に使うツボ

良くパーキンソン病に効くツボありますか?とか何々に効くツボありますかと言う問い合わせがありますが、「そんなツボありません」と答えます。

こう言って質問される方は、痛みと同じように1つのツボに刺せば治せるのではないかと思って聞いてくるのでしょうね。

 

パーキンソン病は脳の神経の病気です。

いくつも脳神経が関連して発症する病気なので、すべてが元のように正常に関連して働くようにしなければなりません。

例えば手のひらの中の大脳基底核に相当するツボや視床のツボなど、4か所が重要なツボになります。

そのツボは高麗手指鍼の基礎にも書かれていないツボです。正確に言えば前から知られていたツボなのですが、手のひらを脳に見立てて治療を行う「手のひら先生の高麗手指鍼療法」では脳の重要なツボに重なります。

さらに我々人間は魚から鳥になり進化してきた動物です。これに対応するツボ群をフェーズとしてまとめました。

したがってフェーズはⅠからⅢまであり、ツボも合計で12個あることになります。

それと脳の免疫度が低下しているので、免疫を上げることも行います。この方法も独自に考えた方法になります。この免疫調整法にはツボが合計6か所あります。

さらに治療で重要なのはその1個のツボに何本鍼を刺せば良いか、診断することなのです。本数が足りなければ効果が出ません、多くても同じことになります。

これだけで治療は完成するわけではなく、鍼治療にとって最も重要な経絡のバランスをとることもあります。

 

治療が重なるごとに鍼の本数は減ってきます。毎回検査して本数を変えていかないと、病気は治って生きません。

何でも鍼を打てば病気を治せるのは、私の先生金成万先生だったかもしれませんが、惜しいことに交通事故で亡くなられてしまいました。

凡人である私の行う治療法では、理論を立てて毎回診断し効果を検証しながら、病気に立ち向かわなければならないのです。

 

 

手のひら先生の高麗手指鍼療法

手のひら先生の高麗手指鍼療法