パーキンソン病 原因と治療法

手のひら先生のリウマチ相談室を運営する筆者が、高麗手指鍼のパーキンソン病治療についてお話いたします。

パーキンソン病と大脳基底核

大脳基底核黒質から出るドーパミンが不足することで、パーキンソン病の症状が出る、これが原因だとどこにでも書いてあります。

ならここを修復すれば済むはずですが、そうは行かなかったのが今までというわけです。

私の治療でもあれこれ試行錯誤してきましたが、どうやらこれで着地点かなと思えるところまで来ました。

大脳基底核のツボ刺激です。

簡単に書きますが伝統的な鍼灸では、このツボはありません。

かろうじてノジェ式耳鍼にはツボが記載されてありますが、残念ながら日本では耳鍼の使用目的は、ダイエット専用と残念な状況です。

大脳基底核にただ鍼を刺せばよいというわけではなく、陰陽を考え補瀉を考慮して、患者の状態を診断して、鍼の刺激量を決めます。

更に治療の段階が進んできたら、ピエゾ電流を流して、更に刺激量を増やします。

パーキンソン病の治療に脳に電極を埋め込んで、詳細は不明ですが、そこに適宜自分で電流を流し症状を消す、これに近い刺激と考えても遠からずかもしれません。

しかし私の方法では根本治療を目指すので、電極は必要ありませんし症状が消えたら元の状態に戻ります。

今回やっとたどり着いた治療法では、もう数回状況を見なければなりませんが、その目的は達成できたのではと思います。

この方法で私自身の脳溢血後遺症の治療も行い、十分効果を実感しているので、自信を持っています。