パーキンソン病治療 5月22日
鍼の前後に機械を使って、補助的に治療効果を狙っています。
しかしどうもこちらの方が、より効果的見たいです。
特に視床下核に対応するツボの、補寫が効果的なようです。
特に左の震えだと、右側の視床下核の興奮が発信源です。
この箇所の興奮を抑えることが重要です。
今までも鍼による補寫は行っていたのですが、その強度について足りなかったのかもしれません。
通常の鍼の場合は、経絡を整える場合はその補寫で行います。
しかしツボの場合はツボの補寫、すなわち鍼の刺す方向で行います。
さらに鍼の本数を増やすことによって、補寫をする場合もあります。
ただこの場合むやみやたらに鍼の本数を増やしても、それは体に負担を強いるだけで害あって益なしになってしまいます。
達人ならこの塩梅はたちどころにキャッチできるのでしょうが、我々凡人にはそのような能力が無いので、1つ1つ検証しながら行うことになります。
さてわが妹の治療ですが、治療前にかすかに震えていたものが、治療後はぴったりと治まっていました。
ツボの補寫とツボの陰陽に分けた補寫も行いました。
最後の詰めのところでパーキンソン病の、しぶとさが見られています。
全体としては匍匐前進みたいに良くなっているのですが、現在は踊場にあるのかもしれません。
パーキンソン病の治療 5月13日
妹の状態は良さそうです。
震えもほんの少しになり、朝方に起きるだけになって来たそうです。
そこで新薬を処方されていましたが、もっと飲めば良くなるかと指示通りの2錠服用したそうです。
すると胸が苦しくなって後悔したとのこと。
オーリングテストでは半錠で良いと出たのに、それを聞かないで1錠飲んで良くなったのは薬の効果と思ったんじゃ無いでしょうか?
身内とはいえ困った患者です。
医者は当初からパーキンソンは治らない治せない病気だと言っているんだから、それが新薬だって言ったって治せないんですね。
リウマチもそうですが、新薬が次々と雨後の筍のように出ますが、それは単に新しい薬と言う意味で、決して治せる新しい薬の意味ではないのです。
さて彼女は本当に懲りてそれで飲まなければいいものを、前の薬に戻したそうです。
これはオーリングでは4ぶんの1で良いのですが、半分服用しているようです。
何はともあれ最近手元にあった機械で治療補助をさせて、それが脳神経疾患関係にとても良い結果が出ています。
それが効を奏して、包丁をうまく扱えるようになってきたと言っています。
親指がかすかに震える、その程度に治まって来たのが今回です。
手元にずっとあっても灯台下暗しで、鍼灸師も気づきが改めて大切だなあと思うのです。
そこがバカの壁?なのでしょうか。
パーキンソン病治療 あと少し
妹の主治医が新薬を出したそうです。
2錠出されたので1錠だけ飲んでみたそうです。
症状は何ら変わりません。
オーリングテストで計測すると、1錠の半分で良いと出ました。
「あなたの将来が心配だ」とかなんとか言って、新薬なるものを飲ませようとします。
でも医師は最初に「この病気は治りません」と言ったそうです。
さすがに治せませんとは言えなかったのでしょう。
新薬と言ったって治せる新薬と言うわけではなく、単にあとから出た最新の薬と言うことです。
患者から見ればたちの悪いことに、製薬会社がおそらくデータを取りたい、臨床データをなるべく早く多くほしいということでしょう。
疑ってますよね今の患者は。
ともあれ前回からひょんなことから閃いて使い始めた、小さな機械を今回から使い始めました。
治療後に震えがぴたっと止まりました。
このようなことは前もあったので、持続するか否かが問題になります。
時間を空けて電話すると「帰宅した時はいつものようでした。昼寝をして起きると、握力が出て来きた」との返事でした。
主婦は毎日の家事労働に、握力が無くなると洗濯などに難儀します。
これが戻ってきたということが、大変嬉しかったようです。
パーキンソン病 3月18日
パーキンソン病治療の仕上げもそろそろでしょうか。
我が妹の右手も震えもほとんど治まってしまいました。
前回はまだ親指が小刻みに震えていたのですが、もうそれもかすかになっています。
脳神経のツボに鍼を刺しただけでは、効果は出ません。
これが鍼の難しさ、人間の身体のつくりの精緻なところなのでしょう。
それにしてもその解決策として、陰陽を考えた古代中国人は本当に感心します。
あれほど大脳基底核のツボを探し、視床下核を調整しても、うんともすんともしなかったのが、陰陽の考え方を導入しただけで問題解決しました。
なんでしょうかね?
人間の身体は常にバランスを取らないといけない、バランスの上に健康が成り立っていると、古代中国人は考えて見透かしていたのでしょうね。
古代中国人と言うのは、いまの中国人ではないと私は考えています。
世界史を真面目に勉強しなかったので、中国史には疎いのです。
とはいえおそらく鍼灸の萌芽は、紀元前1万年ほどではないでしょうか。
アホなヨーロッパ人が五千年前にヨーロッパにも鍼があったなど無知蒙昧の戯言を言っていますが、そんなことは絶対ありえません。
考えてみればシュリーマンのトロイアの遺跡発掘にしても、それは神話として語り継がれたものを根拠にして、そこから研究発掘が行われたのです。
ヨーロッパに鍼が存在していたなら、何らかの痕跡があってしかるべきなのです。
それよりも紀元前の中国で外科手術に長けていた医師は、トルコやギリシャあたりから来た外人であったという説が有力です。
つまりそのころすでに東西の文化交流が盛んであったということは、それ以前にも筋道はあったということでしょう。
文字にされたのが紀元前260年ごろの戦国時代なら、それ以前にその基本思想が成立していたことになります。
中国には竹簡の前に甲骨文字が発明されていたわけで、このような思想は文字になる前にその萌芽があってのちに文字にしてそれが確立されると考えるのが普通です。
殷の時代からさらにさかのぼって夏の三千年ほど前まで、中国の時代は遡れます。
その時代に文字が出来たなら、何もないところまでさかのぼるのはおそらくその3から2倍、およそ1万年ほど前に鍼の考え方はあったのであろうと思うのです。
するともうその頃から陰陽と言う思想が芽生えていたのでしょうか?
陰陽五行論は後世の治療家に理論を伝えるために、導入されたと説明を受けて来たのですが、これ本当のことなのでしょうかね。
突然そのような思想がでて来たのではなく、昔からあったものが醸成されて理論化されたのでしょう。
すると中国大陸にすんでいた治療家は、相当な洞察力があったと言うことでしょう。
それの考え方を期せずして取り入れたところで、難病と言われたものも治療できる、古代中国人は偉大だったなあと今更思う次第です。
パーキンソン病一丁上がりと早く言いたいですね。
それは病院のMRI判定を待ちましょうか。
前回のパーキンソン病治療の効果
前回風方と言う、震えに効果的な気の調整法を処方しました。
その後の経過です。
治療直後より今の方が状態はいいようです。
電話がかかってきたのでそのことを聞くと、「あっ!忘れていた。状態は良く震えもほとんどしない」言うことです。
脳神経の刺激で中々改善しなかったのに、経絡調整をしてやっと効果が出たようです。
根本治療から経絡調整の必要性を言われますが、効果的なツボ刺激と相まって効果が出るということです。
自信の脳溢血後遺症の治療を行っていても、面倒くさいのでツボだけにしようとした後の効果は、経絡調整の時の半分くらいしか効果が出ないのでは?
中々意味ある意義あることです。
このような体験から、その昔ツボだけで良いいや経絡は重要だと、いわゆる「経絡論争」がありましたが、あれは何だったのかと思いますね。
しかし経絡を調整していた時は効果が出なかったのは、やはり脳神経の刺激も併せて行わないと効果は出ないということなのでしょうか。
そのツボの刺激も陰陽と分け補寫を行ったから、目立った効果が表れたということなのでしょうか。
まだまだ分からないことだらけの東洋医学です。
そこがまた難しく面白いところなのでしょう。
さて妹がパーキンソンは良いのだが、なんかうつ病っぽいと言います。
花粉症はどうだと聞くと、薬を飲んでいると言います。
この花粉症薬が認知症を加速すると記事を読んだので、これが脳血流の低下を招ききっと気分が滅入ってくる原因なのでしょう。
漢方薬に変えるそうです。
まずどちらの病気も目途がつき、一安心のようです。
パーキンソン病治療 2月25日
脳神経の調整のうち、手のひらのツボだけでは効果が出ませんでした。
脳溢血の後遺症治療では、手のひらの甲側のツボを使ったところ、大きな変化があり大きな改善が見られました。
そこで前回以前から試してきましたが、手の震えには効果が出ませんでした。
そこで高麗手指鍼の気の調整には、伝統的な鍼理論にはない震えを抑える処方がありますので、今回はそれを加えることとしました。
この処方は以前行いました。
しかし効果が出ませんでした。
それが脳神経のツボを見つけ出した後は、使っていませんでした。
そこで改めてこの処方、風法と呼びますが処方したところ治まりました。
数時間後電話でその後の状況を聞きましたが、治まっていて感じも良いようです。
鍼の経験から感じることは、ツボの刺激だけでは病状は変化が出ません。
経絡調整だけでも軽い症状に変化が出ても、内臓疾患や免疫疾患になると、両者が適切に処方されないと改善は図れません。
したがって今までは処方を変えた時はちょっと変化が出ても、また元に戻るかとがありました。
脳神経の疾患は難病です。
血液循環を促しても治りませんでした。
免疫を上げても変化はありませんでした。
脳神経のツボ、これは私が独自に研究し見つけ出したもので、韓国の高麗手指鍼学会にもありません。
それをさらに進化させて電圧をかけることで、ディメンション(位相)によってさらに脳神経を見つけ出し、治療に生かしいまはディメンション治療と名付けている治療法に進化させました。
ただこれらはあくまでもツボにすぎません。
これらのツボ刺激を生かすには、経絡の調整も行わなければなりません。
自分の治療を自ら行ってみると、経絡調整を行ったときと面倒だからとツボ刺激だけの時は、明らかに翌日の身体に差が出てしまいます。
古代の中国人のすごさを改めて感じることになった次第です。
パーキンソン病と心臓治療
我が妹のパーキンソン病もあと少しあと少しと、中々完治に至らないでいます。
と言っても確実に治療効果は出ているのです。
右手の震えは小刻みになっていますし、2週間前は車を運転し夫婦で甥の住む群馬まで行ってきましたが、特に病気が悪化することもありませんでした。
本日は私自身の不整脈治療に使っている、心臓調整法を処方しました。
この方法は行っていたのですが、日々進化させているのでそれを試すということです。
心臓調整法は私の発明法と言っても良いもので、自画自賛で画期的と思っています。
が何しろ自分の心電図を正常にもっていかないと、誰も納得してもらえません。
本日は昨日行った自分の心電図が明らかに変化していますので、効果はあるはず証明できるはずです。
早速処方してみると、震えはピタリと止まっていました。
いつもは何らかの納まりはつくのですが、それでもまだ何か動き始める予感がありました。
今回は自身も止まっていることを実感した見たいで、あとは握力が出ればなあと欲が出て来たようです。
東洋医学で心臓は臓器の中で最高位の君主にみなされます。
しかしなぜ君主にたとえたのかは、あまり明確ではありません。
心臓の調整法を考えだし治療を行っていくと、君主たる存在意義が納得できるのです。
脳溢血の後遺症、このパーキンソン病もその他の病気も、心臓の調整を行うことで治りが早くなります。
なかなか効果が出なかったものも、良くなりはじめるのです。
まだ言葉ではまとめるまではいかないのですが、君主たる所以を実感しているところです。
心臓の調整はまた自律神経と密接に関係することも理解できました。
しかしその調整は東洋医学内の理論で十分に対応できるものだとも分かりました。
実に鍼は面白い!底なしに深い治療法と思っています。