パーキンソン病と脳神経のツボ
パーキンソン病は脳神経と深い関係のある病気です。
でも脳自体に問題があるわけではなく、血液循環など身体全体の問題でもあります。
ですから心臓の調整で震えが治まってきたりするのは、脳への酸素供給が改善したからだと言えます。
また鍼治療で一つ発見と改善点が見つかりました。
それはツボの深浅と言うことです。
鍼をツボに刺すのが鍼治療ですが、いわゆる気の通り道は皮膚の直下にあるので、深く刺さないことが原則でした。
ただ脳神経や臓器のツボについては、今まで語られたことがありませんでした。
25年前学校の先生が関西には内臓まで鍼を刺す鍼灸師がいるという話は聞きました。
先生方はそんな深く刺したからと言って病気を治せることはないと、否定的な考え方でした。
その後その本を先生から借りて読みましたが、問題が多く裁判になったなどの事故が記載されていました。
気の調整については浅く刺す、これが基本です。
ではツボに深く刺すか否か、これについて説明を受けたのは故山下詢先生だけで、それも深く沈んだ凝りをどのようにして取るかというものでした。
今回私が検証しているのは、ツボの深浅です。
深浅によってそのツボの効果が発揮されるかと言う、根本にかかわる問題です。
調べてみると衝撃的なことが分かりました。
深く刺してはいけないツボがあり、深く刺すことでその効果が無効になってしまうというものです。
古代中国人は全部ではないものの、分かっていた部分もあったようです。
それは臓器が体の奥深いところにあるとか、浅いところにあるとかそのような物理的位置とは異なります。
ではなぜなのかこれはまだ検証に入ったばかりなので、そこまでの問題解決には至っておりません。
陰陽と言うような単純なものでもなさそうです。
ただこの考え方で私の脳溢血後遺症に応用したところでは、確実に効果が出ています。
そこで我が妹のパーキンソン病に応用してみることになりました。
治療直後の段階ではまだ目立った効果が出ていませんが、徐々に最後の改善が図られることとおもわれます。
手のひらに脳神経のツボを確定したのですが、そのツボも深浅はあります。
脳という頭蓋内に収まっているものでも、すべてが同一に考えるものではないというのが、現段階での分かったことです。
如何にこれを応用し治療に生かすかがこれからの研究課題になります。