パーキンソン病 原因と治療法

手のひら先生のリウマチ相談室を運営する筆者が、高麗手指鍼のパーキンソン病治療についてお話いたします。

パーキンソン病の鍼治療 新患者2回目の治療

 まず私の妹の状況をビデオにとりました。

振顫はぴたっと止まることはなくまだ少し震えています。

しかしそれも外から目立つことはなく本人の自覚もなくなってきています。

気になるのは目覚めたときとか、何か動きを止めたときだけだといっています。

年内は無理にしても年明けには更に改善するものと思われます。

新しい患者さんの第2回目の治療です。

鍼治療の効果は2日ほどといわれているので、ご自身の感じでは元に戻ったとのことです。

本日は少々脳の該当する部分に刺激を多くしました。

治療直後から歩行は良くなりました。

現在の悩みは、夜間の頻尿、眠りが浅くてたびたび起きてしまうことがあります。

頻尿は身体が冷えているからで、聞けば寝る前のビールを飲むことが原因と判明しました。

眠りが浅く時々起きてしまうのは、脳の深部の興奮が原因となることが多いのです。

パーキンソン病の将来を考えることで脳が興奮しているので、それはこれからの治療で解決できることと説明しました。

老人になると眠れなくなるといわれますが、その多くは身体の冷えすなわち血流障害が原因です。

血流障害といっても心臓に障害があるからではなく、長年使っている心臓のバランスが悪くなって、うまく血液を運べなくなるから起こると私は考えています。

パーキンソンも同じ考え方なので、その処方を行っているのでまもなく効果は表れてくるはずとお話しいたしました。

初期のパーキンソン病なので、効果が表れているのでこれが持続するのもそう遅くはないものと考えます。