パーキンソン病治療 5月21日
本日妹の治療を行いました。
顎の震えはほとんどなく、よっぽど注意しないとわからなくなりました。
手は震えているのですが、腕全体が震えるというのではなく、親指が小刻みに振動しているという表現が正しいでしょうか。
このところ格段に良くなっているように見えます。
どうもサウンド・アキュパンクチャの効果より、安保免疫理論を取り入れたことにより、その効果が出始めたようです。
安保免疫理論は、よく知られた新潟大学教授安保徹教授の免疫学理論です。
がん治療には胸腺由来のT細胞が働いているということは、理解し実際この免疫度を高めることで、過去にがんを治したこともあります。
しかし自己免疫疾患にはなかなか効果が出せず、効果が出ても何が有効だったか頭をひねることがありました。
単に鍼を刺したら治ちゃったなどというのは、現代的な治療法ではないし、もはや受け入れられないでしょう。
どこをどのようにして治療したので、これこれの症状が消え根本的な治療法、すなわち本治法の目的が達成できるのです。
このような説明ができなければ、今現在も未来も鍼灸治療が生き残れないでしょう。
近年はスーパーコンピューターの開発で、ほとんどのゲノム解析はできたそうです。
多くの難病の遺伝子も解析済みで、昨今は踏み込んだ解析結果がニュースとして、日々流れてきます。
しかしそれが即薬の開発治療には結びつかないのが現状です。
昨日もNHKスペシャルで、ガンになる宿命を特集していました。
かと言って悲観することなんぞありません。
「安保徹の免疫学講義」を読めば、人間が進化するとともに免疫も進化を遂げてきたことがよ~くわかります。
読みこなすのはチョット大変ですが。
あらゆる難病の根底にこの免疫力の低下があり、それが内蔵をはじめ脳神経機能まで破壊している、こう推計してみました。実際患者さんの免疫度は低いです。
読み終わり理解しそれを実際活かすまでは、少々頭の中で熟成させなければなりませんでした。
このような作業が鍼灸師にはきっと大事なんだろうな。
薬ができたそれ動物実験だ人体実感だと言うような、西洋医学とは異なる思考が鍼灸には必要なことと思うのです。
その成果がどうやら兆候として現れて来たみたいなのです。
今少し経過を見ないと判断はできませんが、順調な経過を辿っているようです。
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