パーキンソン病の鍼治療 4月22日 免疫について
ここのところパーキンソン病と免疫の関係を研究しています。
パーキンソン病も進行性核上麻痺も、神経性難病患者の免疫度を測ると、かなり低下していることがわかります。
もう10年前からこの解決策は立てており、治療法も確立していたはずですが、より精緻に行おうと研究を進めています。
これはリウマチの根本治療には、T細胞免疫のコントロール、特に抑制をしなくてはならないことに改めて気づいたからです。
T細胞リンパ球から出るサイトカインによって、最も患者が苦しむ炎症の原因となるからです。
がん治療にはこのT細胞リンパ球は重要で、この場合は活発にしなければなりません。
パーキンソン病の場合は活性化を図らなければなりません。
ところが経絡上のツボと、免疫不活のツボが重なり、この補瀉についてどうするかというところで考えてしまいました。
治療した治ったでは、理論もへったくれもないもので、東洋医学の中で伝えられる理論、理解できる理由付けも必要になります。
そのことにここ3日ほど悩んでしまいました。
その結論がでて、本日患者でそれを実地検証したというわけです。
妹の病状は徐々にですが改善しています。
顎の震えも治まり、時として全く止まることもあります。
手の震えも治まり完全ではないものの、緊張しなければ止まっていることが多くなりました。
難病のトリガーになるのが常在菌ウィルスだと言われていますが、治療の段階でもこれらによって免疫度が下がっていることを考えると、それは確かなことと理解できるのです。
治療の中に免疫を上げることは重要です。
それを鍼治療の中でより実現させるためには、精緻な理論治療法がなければならないと思うのです。