パーキンソン病 原因と治療法

手のひら先生のリウマチ相談室を運営する筆者が、高麗手指鍼のパーキンソン病治療についてお話いたします。

パーキンソン病治療 2月17日

 今日からこのブログに、進行性核上麻痺についても書いて行きます。

これは現在西洋医学的には同じように脳神経が破壊されていく、病気分類されているようなので、進行性麻痺治療も合わせて経過を載せます。

伝統的な鍼灸はもちろん高麗手指鍼でも神経難病は治療が不可能でした。

血流改善程度で一時的に良くなったなどはあるでしょうが、根本的には治療不可な病気なのです。

なぜかというと、東洋医学の古典黄帝内経には、神経のことは記載がないからです。

十年一日のごとく古典を読み続けていても、神経の概念がないのでそれ自体を目指して治療するというのは不可能なのです。

東洋医学といえども解剖はなされました。といっても二千年前のこととされています。

ですから西洋医学が精緻に行っている解剖と、どだい比較するのはナンセンスなことです。

そのことが東西医学の特徴を引き出しているので、むしろ良いこととして評価したほうが良い。

しかしそれでは進歩がないのだが、残念ながら鍼灸理論及び治療が進歩しているかといえば、否と言わざるを得ません。

西洋医学も進歩しているのは、検査機器や検査方法だけで、治療法に進歩があるかといえばそれは否です。

外科については以前より、様々な機器が発明され器具も改良されるにつれて、その技術は格段に進歩しています。

が、例えば「がん」について進歩があるかといえば、それは「切除」する以外に、確実ながん対策はありません。

転移するがんに対しては、全くのお手上げ状態です。

さて少しでも鍼灸が進歩できればと、微力ながら研究をしてきました。

ここで新たな光が見えるか否か、今行っている脳神経のツボをプロットし、治療に生かすことがその突破口になると自身期待しているのです。

人間は創造主が精緻に作ったものなので、驚くようなツボが出てきています。

中国二千年、三千年まえにプロットされた体のツボを、十年一日のごとく刺激しているのが現状です。

一方私の行っている高麗手指鍼は、発明されてからまだ40年ほどです。

まだまだ未熟な治療法は、その分未開発部分が限りなくあるのです。

手のひらは脳と密接に結びついているので、ツボの意味がわかれば無限大の治療法が開発されるはずなのです。

そのひとつが脳神経に対応するツボというわけです。

余禄といっては言いすぎですが、まだ始めたばかりで断定するのは早いのですが、従来言われていた募穴や兪穴と呼ばれていたものも違うのではないか、そのような疑問が湧いてきました。

さてフランスの耳鍼発明者ポール・ノジェ博士は、耳に電圧をかけることで、ディメンションⅠ、Ⅱ、Ⅲ(DⅠ、DⅡ、DⅢ)に分けてツボを発見しています。

これを参考に「手のひらに」脳神経のツボを決めています。

同じように行ってみると、なんとノジェ博士の研究と重なるところが多いのです。

これには本当に驚きました。神の設計図はあらゆるところで重なるようです。

ということは同一の設計図に基づいて、人間を設計創造したということになるのでしょうか。

さてパーキンソン病の治療です。

震えのあるパーキンソン病に対し、DⅠ、DⅡと今回発見した、DⅢのツボを使いました。2月8日です。

今回は3箇所の刺激です。大脳基底核淡蒼球、線状体、視床下核のツボ、海馬、小脳、までにしました。

当日、翌日まではそれほどの変化はなく、今までの治療経過と同じで、治療後は震えが収まります。

本日治療2日目で確認すると、震えが一段と収まった感じだそうです。

体内部や頭の中の震える感覚はまだ残っています。

今までも治療後2日ほどで効果が出てきたので、同様の経過を辿っていてそれが少しよかったということです。

昨日は進行性核上麻痺の治療にこのDⅠからⅢまで、大脳基底核の他小脳、海馬、視床を治療しました。

また目がふさがってくるので、その対策に従来のツボ、一部山本式新頭針療法のツボも取り入れました。

本日は服用薬をオーリングテストで適量計測の予定でしたが、持ってくるのを忘れたためできませんでした。

服用薬の調整が出来ると、また症状改善に効果的かもしれません。

治療後は目立った改善はないのですが、やや体が起きてきたほか声が住んできた感じがあります。

最近転ぶ頻度が増えたとのことで、歩行速度がこられた時よりやや早くなりました。しっかり感が感じられたかなと贔屓目に見た感じでありました。

次回までどのような変化が出ているでしょうか。

またそれまでにどのツボを選別するか、今少し研究が必要かもしれません。