パーキンソン病が治る鍼治療
「手のひら先生スタイルの高麗手指鍼療法」と言う本を2019年に出版いたしました。
私の高麗手指鍼理論の集大成です。
しかし鍼灸では世界のどこでも誰もが触れてこなかった、分からなかった世界なので、ほんの数える方からしか評価していただいておりません。
驚いたことに高評価していただいた方が、治療関係者ではなく別の分野の方であったことは最初は驚きでした。
これは仕方ないことかもしれません。なぜなら伝統的な鍼治療も、韓国生まれの高麗手指鍼でも、古典を学びそれをどのように理解して病気を治すことしか努力してこなかったからです。
私の理論では人間の身体には進化してきた記憶が、ツボとして刻まれ残っていることを発見したのです。
簡単に言うと4億年以上前から進化して、魚 鳥 人間と形を変えてきました。
ところが外見は変われどもその前の時代に獲得した、内臓に応ずるツボの記憶は体にも手のひらにも記憶として残されてきました。
紀元前256年に編纂されたと言われる東洋医学のバイブル「黄帝内経素問霊枢十八巻」がありますが、その時代では夢にも人間が進化してきたなど思わなかったでしょう。
これはまだ出来上がって湯気の立つほどこの3,4年で出来上がったものなので、二千年前の治療家が聞いたら目を丸くすることかもしれません。
ではパーキンソン病の治療にどう生かすのかを説明いたしましょう。
ツボを見せろ、鍼の刺している写真を見せろ!ですか?
鍼治療と言うのは見るほど易しくはないのです。ツボに鍼1本刺すのでも大変難しことです。
学生時代臨床の授業で初めて鍼を刺すとき、それこそめまいを感じる思いでした。標準的な鍼は3番と呼ばれ、太さ0.3ミリ長さ5センチほどです。それをツボに刺します。
例えばツボは親指と人差し指の間で、人差し指側で少しへこんだ場所です。
太平洋に杭を打つ思いがしました。
ツボは重要ですがさらに重要なのは治療家の気の問題もあります。
要は見ただけでは説明できないのが鍼治療です。
では文字で説明いたしましょう。
基本の脳神経のツボは4か所あります。
それがフェーズⅠ 魚の時のツボ フェーズⅡ 鳥の時のツボ フェーズⅢ 人間の時のツボ 計12か所あります。
さらに重要なことは、どのツボに鍼を何本刺せば良いのかです。
体験からすると始めて治療する時は3本以上必要です。指先に刺すときは激痛が走ります。これは効果がある治療だと思わなければ、耐えられない方もいます。
しかし治療2,3回後には本数があっけない程減るのです。脳神経に血流が届き始めたのかもしれません。
脳神経のツボは重要なところですが、脳の免疫という新しい概念が最近出てきました。
脳が劣化したり脳の疾患が起きるのは、免疫度が低下するから起きるというものです。
治療には免疫を高める鍼を刺します。これは1か所のツボに刺すのではなく、いくつかのツボが免疫調整に係るとみて、免疫シㇲテムとみなして鍼を刺します。ここでも鍼を刺す向きも重要です。
いま一つ重要なのが自律神経の調整です。
私の治療では低周波治療器で気を高めて早く結果が出るように工夫しています。
直近の症例では治療を始めて10回ほどで変化が現れ、朝夕出ていた震えが止まったと報告がありました。
勿論途中でも様々な変化が見られました。
1 治療室内の歩行がスムーズになりました
2 言葉がハッキリ大きくなりました
3 目の輝きが出てきました これは脳血流が良くなった時に現れる現象です
手のひら先生のパーキンソン病治療法の説明でした。
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パーキンソン病治療に効く新・自律免疫療法
東洋医学には三焦経と心包経と言う、謎の気の流れ経絡があります。
二千年前に描かれていたので、それが何を意味しているのかはいまだ謎です。
経絡には臓器に刺激を与えるツボが並んでいると、その臓器の名前が付いた経絡になります。
14経絡がありますが10経絡には臓腑の名前が付けられています。
2経絡は背骨を通る督脈、腹部の中心を通る任脈があります。
残る三焦経と心包経は何を意味するのかが、二千年間問題になっていました。
三焦経は胃と小腸大腸をままとめて考える腑であり。心包は脾臓(今の膵臓)と肺と心臓をまとめた臓器とする。このような考えがありました。
高麗手指療法で治療している私は、この経絡はどのような臓器をまとめたものだろうかと研究していました。
すると三焦経には臓器のほかに交感神経が、心包経には副交感神経が含まれていると分かりました。
解剖学的に見ても背中側が交感神経優位、お腹側が副交感神経優位であろうと推測は出来ます。
高麗手指鍼は手の中にある経絡とツボを刺激して治療します。
その中で三焦経と心包経を検証すると、交感神経副交感神経が含まれていることが分かりました。
安保徹福田稔共同研究で生まれた「自律神経免疫療法」は、爪もみ法と言われ副交感神経を刺激することで、興奮している交感神経をおさえてバランスをとるものでした。
オーリングテスト試料を使い三焦経心包経のマッサージを行いました。
行い方は拙著「手のひら先生の高麗手指鍼療法」で写真付きで解説しています。
左の薬指を右手の親指と人差し指で挟み、根元から爪先へと摺り上げます。
10回 20回 30回の結果を調べました。
すると交感神経から出るドパミン 副交感神経から出るアセチルコリンの神経伝達物質量は、それぞれ予測通り増減していました。
交感神経副交感神経のバランスが整うことで、血液内の顆粒球とリンパ球の比率が、理想とされる30前後対60前後になります。
それが免疫度を高めることに繋がります。
パーキンソン病完治まじか 2例目の症例か?
少し前に完治まじかの患者さんがいらっしゃると書きました。
年末のお仕事の関係で1週間隔があきました。
ご本人も治療間隔をあけたくなく、症状が戻るかと心配しましたが杞憂に終わって安心したそうです。
治療回数が9回を終わっていると、自分の修正する力がついているので、一般には自然治癒力と呼んでいますが、この治る力で元には戻りません。
この方の主治医は薬は頓服的に使えばよいと言って、毎日服用していません。そのせいでしょうか治りが早いように思えます。
夕方に起こっていた振戦が起きなくなり、今日の朝寒いこともあり起きた時に振戦が出るかと思いましたが出ませんでした。
治療後にオーリングテストで検査すると、免疫度はまだ完全に戻っているわけではなく、およそ80%の回復と出ました。
さらにパーキンソン病のテスト試料を使うと、こちらも80%は開腹していると出ました。
年内は無理でも年明けにかけてはさらに良くなるはずです。
パーキンソン病の症状が無くなるとなると、ドーパミン分泌の有無云々はどうなるのでしょうか?
鍼灸師としては血液検査等は出来ないので、そこのところは推測するしかありません。
単に血流の改善が図られたからでは説明がつきませんが、鍼治療によって脳神経が活発に活動を始め、脳免役度を上げることによって元にも出らなくなっていることは確かなことです。
パーキンソン病の治療法は完成したと言えそうなので、認知症治療にも対策が取れるのではないかと考えています。
パーキンソン病を治せるか完治させられるか?
西洋医学では原因が解明されています。
中脳黒質部分が損傷され、神経伝達物質が出なくなり発症するのです。
震えや動けなくなるなどの症状は大脳基底核内の働きが悪くなることで起きます。
私の妹がパーキンソン病の権威の検診を受けに行った最初に、「この病気は治りません」と言われました。
ドパミンを補充する目的で処方される薬が、Lドーパですが服用していくと徐々に効かなくなります。
そのほかの治療方法がないので、医師がそのように説明したのです。
妹は日常生活に不自由なく生活しています。
最近グーグルのホームページ評価法が変わったので、当院のページがはるか下に下がってしまいました。
この評価をアルゴリズムの変化と言うらしいのですが、1年に3回ほど行われるらしいのです。
今回は12月3日に行われたようなのです。
本日は「パーキンソン病治療 東洋医学」と検索して、果たして上位にあるページではどのようなことが書いてあるのかを見ました。
どのようにして見たか、視点を何処に置いたかと言いますと、「東洋医学、鍼灸治療で完治するのか?」から読んでみました。
1,西洋医学では完治しない、改善も難しい
2,改善・動きを良くするには手術して電極を脳に埋め込み、症状が出たら電気を流す方法なら効果が出るようです。
3,近年になって研究された中国の頭皮に刺す鍼 頭皮針で効果があるらしいです
4,醒脳開きょう法 脳卒中などに開発された新しい針だと記憶しています。
5,日本人の山元敏勝医師が発明した、山元式新頭皮針療法
漢方薬は完治させられないので、血液循環をはかり動きが楽になることを目的とするものです。治療の中心にはならないでしょう。
頭皮針は頭皮に鍼を刺しますが、気の運用気のパワーがないと効果を出せないそうです。よく訓練された先生の治療を受けるのが良いでしょう。
上位にはなかったのですが20年前に日本に紹介された、三針法と言う脳卒中後遺症に効果がある鍼方がありました。これも気の力が大きな働きをするという事でした。
「醒脳開きょう法」は何年も前に出版されたものを読みましたが、治療法は難しく良く理解できませんでした。脳卒中後遺症に効果があると記憶しています。パーキンソン病にも応用が効くのでしょうか?分かりません。
山元式新頭針療法は博士がセミナーで仰っていましたが、中国式とも違うし日本の鍼師が言うような経絡とも異なる考えで生まれたものです。従来の鍼とは根本的に異なる鍼と考えた方が良いでしょう。医師の視点で開発されて行われる治療法です。
頭部にツボと言われるものがあります。このツボの持つ治療効果は二千年間積み上げられて来たものです。目や耳などの病気に効果を出せるツボです。
脳は東洋医学にとっては謎の臓器でした。ほんの100年前からやっとその働きが西洋医学から解明が始まりました。したがってこのツボは運動野 このツボは大脳基底核に聞くツボであるとは、今まで研究されて来ませんでした。
このツボは視床のツボ、これは視床下部のツボ 小脳のツボと説明された治療法は見たことがありません。
脳神経と対応するツボが決められていたのは、ポール・ノジェ博士の耳つぼだけなのです。
視点を「完治させられる治療法」に置くと、果たして寛解は出来ても完治まで届くのかは疑問です。
だから「手のひら先生の高麗手指鍼療法」は完治を目指しています。
現時点での治療法の中身は次のようになっています。
1,脳神経のツボは発見いたしました。
2,鍼治療と進化論を融合させた治療法を考えました。
3,伝統的な経絡調整も行います
4,直接の原因ではありませんが、遠因としては脳の免疫度が下がっているので回復させます
5,治療効果を加速させるために低周波治療器で通電します。
震えが止まったなどほぼ完治の症例が出ていますが、完治させることが出来ると言うには症例数が必要かなと現時点では思います。
パーキンソン病治療に使うツボ
良くパーキンソン病に効くツボありますか?とか何々に効くツボありますかと言う問い合わせがありますが、「そんなツボありません」と答えます。
こう言って質問される方は、痛みと同じように1つのツボに刺せば治せるのではないかと思って聞いてくるのでしょうね。
パーキンソン病は脳の神経の病気です。
いくつも脳神経が関連して発症する病気なので、すべてが元のように正常に関連して働くようにしなければなりません。
例えば手のひらの中の大脳基底核に相当するツボや視床のツボなど、4か所が重要なツボになります。
そのツボは高麗手指鍼の基礎にも書かれていないツボです。正確に言えば前から知られていたツボなのですが、手のひらを脳に見立てて治療を行う「手のひら先生の高麗手指鍼療法」では脳の重要なツボに重なります。
さらに我々人間は魚から鳥になり進化してきた動物です。これに対応するツボ群をフェーズとしてまとめました。
したがってフェーズはⅠからⅢまであり、ツボも合計で12個あることになります。
それと脳の免疫度が低下しているので、免疫を上げることも行います。この方法も独自に考えた方法になります。この免疫調整法にはツボが合計6か所あります。
さらに治療で重要なのはその1個のツボに何本鍼を刺せば良いか、診断することなのです。本数が足りなければ効果が出ません、多くても同じことになります。
これだけで治療は完成するわけではなく、鍼治療にとって最も重要な経絡のバランスをとることもあります。
治療が重なるごとに鍼の本数は減ってきます。毎回検査して本数を変えていかないと、病気は治って生きません。
何でも鍼を打てば病気を治せるのは、私の先生金成万先生だったかもしれませんが、惜しいことに交通事故で亡くなられてしまいました。
凡人である私の行う治療法では、理論を立てて毎回診断し効果を検証しながら、病気に立ち向かわなければならないのです。
80才を越えたパーキンソン病の患者も改善します
昨日紹介した患者さんのほかにもうお一人います。
実はパーキンソン病であると正式に診断されてはいません。
以前お医者さんからパーキンソンかなと言われていましたが、健康診断でパーキンソン症状を見た看護師さんから、レビー小体型のパーキンソンではないでしょうかと言われたそうです。
確かに振戦が段々ひどくなっているほか、老齢であるので動作もゆっくりとしてきているので、なんとかしてパーキンソンを治したいと連れてきました。
しかしパーキンソン病の治療では脳神経に関連するツボには、それぞれ計測して鍼の本数を刺します。
前回の患者さんは最初は1か所3本刺しました。
指先にこの本数を刺されるのはおそらく耐えられない痛みだったようです。
何とか説得して2回目も連続して治療を受けましたが、3回目はお休みしました。
ご家族とすると治療後は震えが2日は止まっています。さらに夜中の頻尿も回数が減るそうです。
4回目になると鍼の本数が減って1h本になりました。それと同じくして会話の受け答えも良くなり、表情も豊かになりました。
いま少し前に自分がパーキンソン病であり、治りたいと欲が強く出せれば治療は継続していたかもしれません。
サウンド・アキュパンキュチャを試聴してもらっていますので、これを何度も聞くことで改善できればと考えています。
年末で介助する家族が少ないので、連続で治療することは難しい時期になっています。
しかし認知症が混ざっているようなパーキンソン症状でも、治療を行えば振戦が減り動作の改善が図れると分かったのは収穫でした。
パーキンソン病完治する二人目の患者さんが出そうです
不治の病?
ドーパミンの不足で起こる?
妹のパーキンソン病が良くなってからもう何年も経ちました。
この患者さんは9回目の治療が終了した後、夜になると震えが起きていたのがぴたりと止まったと報告を受けました。
患者さんは3年ほど前に治療に来られ、3,4回で止まっていた方でした。
2019年11月に出版した「手のひら先生の高麗手指鍼療法」をご覧になり、「鍼灸治療と進化論を融合した治療法なんだ」と感激し、治療再開された方です。
鍼治療と進化論を融合した治療であることを書いたのですが、そのことを理解されて評価していただけた方は、この患者さんと大企業で社長をされていた方お二人でした。
そのほかの方たちにとっては内容が難しかったな。?
鍼灸の歴史三千年でも誰も知らなかったことなので、無理もないことだと思いますが。
ところで能書きはいくらでも書けるのですが、実際の治療効果が出せなければ絵に描いた餅です。空論です。
幸いにパーキンソン病、関節リウマチ、脳卒中後遺症 そのほかにもこの理論と治療法の効果が次々と出ています。
鍼灸師なのでドーパミンが再び出てきているのかは判定しようがありません。
治療ではパーキンソン病に関係する脳神経を刺激賦活させることをしています。その方法は進化の3段階3、フェーズ ワン ツー スリーの3つに現れるそれぞれのツボに、何本鍼を刺せば最適なのかを計測し治療します。
さらに重要と思っているのは脳の免疫度を正常に上げることです。ほとんどの病気の場合は頭蓋内の免疫度が低下しているので、それを引き上げることが重要なのです。
脳は損傷を受けてもそれを補って回復する「脳の可塑性」を持っていると言われています。
なぜパーキンソン病の症状がどんどん改善していくのか、その理由を考えるのはこれからでしょう。