パーキンソン病治療効果の計測法
パーキンソン病の治療方針は決まりました。
治療方法も最近は更に精査して、ツボの選定とどの程度の鍼を刺して刺激するかも決まって来ました。
リウマチなどの病気の場合は、最も中心になるツボはたった一箇所に限定されてきました。
パーキンソン病はたった1箇所というわけには行きません。
原因として中脳黒質が侵されて、ドーパミンが出ないことと言われています。
しかし病気のなり始めは西洋医学では分析できない、対処のしようがないのです。
ドーパミンを補充しても徐々に進行していくのがパーキンソン病です。
黒質の修復が出来たとしても病気が脳全体に及んで、様々な異常タンパク質やレビー小体と呼ぼれるものの出てきてると、すでにドーパミンだけの問題ではなくなっているはずです。
東洋医学の長所特徴はなぜ?そのような状態になるのか?それを推測できることなのです。
推測できたからそれでパーキンソン病を治せるわけではありませんが、治療の根幹はそこのところを含めて治していかないと、根本治療完治には届かないというのが理念です。
手のひら先生スタイルの確立を目指していましたが、その中で欠けていたのがツボに何本の鍼を刺せば、ツボの状態が正常になるのかが欠けていました。
この2,3年でそれが解決されることとなりました。
先達の偉業は日本では引き継がれているので、頭の中で考え抜いたところにそれはすでに揃っているのです。
大げさな機械も道具も必要としないでも、治療家の身体頭から爪先までが、センサーでありテスターにすればよいのです。
やり方を習ったからと言ってすぐに使えるわけではありません。
Oリングテスト開発者で有名な、大村恵昭博士でも最初の頃は精密機械のようなものにしたいと考えていたようですが、今はこれも気の世界に属するものだと言われています。
何億年も掛けて進化してきた人類の脳を含めた身体を、簡単に再生できるものではないしたとえ神経を作り出せたとしても、組み合わせ作り上げるとなると無限の時間が経過してしまうはずです。
刺激度を計測するのは次の写真に写っているものです。
MGOTと名付けました。
1番から8番までラインアップしてます。
色分けは近くに東京競馬場があるので、1枠から8枠の色に塗り分けています。
白 黒 赤 青 黄色 緑 橙 桃色 計8色です。
これを使って穴診断です。
治療にはこの他、パチパチとイオンパンピングコードを使った治療と、ニードルキーパーを使った治療法を組み合わせて使います。
中脳黒質は3から4本が必要な本数のようです。
左右の脳を結びつけている脳梁も3本ぐらいが刺激に最適となっているようです。
と言っても簡単な解釈はできません。
鍼灸には気の流れの調整が最重要なので、単に鍼をそれだけ刺したかからと言って効果が出るわけではありません。
専門家ベテランでも理解が難しいと思われませが、鍼の本数は曖昧なものでは全く効果が出ません。
陰極まれば陽都なり、陽極まれば陰となす。
この言葉は曖昧なものではなく、知らずにこのくらいでとやってしまうとまず効果は出ません。
ではもっと多く打てばよいのかといえば、過ぎたるはなお及ばざるが如しで、返って病気は悪化してしまうかもしれません。
往々にして東洋医学は厳格に証明できないので、いい加減なものとして見られがちですが、実は小さい鍼一本でガラッと状況は変わってしまうものなのです。
病状が難しければ難しいほど、厳格に厳密に治療を行わなければならないのです。
MGOTを考え出してからその思いまますます増幅しています。
治療を行ったあと病状が改善しているのか?
東洋医学はそこが曖昧ですね。
西洋医学でも薬を飲んだあと、それがどのくらい効果が出たのかはすぐ判断は出ないものです。
鍼灸学校生のときのことです。
こんなちいちゃな世界でも、それぞれやり方や流派とよばれるものが有って、揶揄したりするんだなあと思ったことがありました。
今の私は他の鍼とは全く交流もなく関心も持たないので、思うこともありませんが。
「経絡治療家は経絡調整をして、脈が整うと治療は終了したと考える。患者さんがまだ腰が痛いのですがと言っても、イヤもう脈が整いましたので治療は終わります。」
これはだめだろー、というのが反対勢力の批判の言葉です。
これは脈診だけを治療効果の基礎にしているので、患者さんのこともツボの状態も検証できないからです。
Oリングテストでは様々なテスト試料があるので、そこはカバーできるものと考えます。
例えば激痛の坐骨神経痛を治すには、1回の治療で治す名人は別格として、通常は3回ぐらいまで痛みが変わるまでかかります。
1回目 2回目 サブスタンスPの試料があるとこれが言えるのです。「身体は変化してますよ」と。
それで3回目終了後に変化を感じられれば、患者さんの信頼が得られるということです。
パーキンソン病でも、それ!できるんです。
数値としては表せないですが、Oリングテストの検査ではそれが出来て、患者さんと治療家の間では共通感覚を持てるのです。