パーキンソン病 原因と治療

手のひら先生のリウマチ相談室を運営する筆者が、高麗手指鍼のパーキンソン病治療についてお話いたします。

脳脊髄液とパーキンソン病の関係

少し前までは脳脊髄液に注目は集まりませんでした。

西洋医学でも脳脊髄液はよくわからないものだったようです。

鍼灸学校で習う解剖学でも習ったことは無いです、30年前ですが。

ただし脳溢血でも、くも膜下出血の場合に腰椎穿刺して、出血が確認すれば即手術となるとは習いました。

それ以外の記憶はありませんね。

それが20年ほど前は多く起こった追突事故で、むち打ち症が発症しその後原因不明の頭痛や無気力症などが起こりました。

それがどうも脳脊髄液が漏れることで、本来浮いているはずの脳が頭蓋骨底に密着してしまうようになると、
どうも様々な症状が起きるらしいということが推測されるようになりました。

この対処法はまだ確立していないようです。

さて時々参考にさせていただいている「中外医学社刊 CLINICAL NEUROSCIENCE 月刊 臨床神経科学」 Vol.21 No 8 2003年 8月号
では「トップテーマが「脳脊髄液」でした。

アジア人に多いらしい症状で「後縦靭帯骨化症」があります。

原因遺伝子が発見されたと発表されました。

しかし発症となるメカニズムが解明されていなければ、この遺伝子だけで後縦靭帯骨化症が起きるわけではないと私は考えます。

さて読んでいくとパーキンソン病の重症度と関係する指標があることが分かったそうです。

それがβーPhenylethamine という向精神作用のある物質が低下するそうです。

これにβ阻害剤を投与することで、パーキンソン病とこの物質と関係する、自閉症 Rett症候群というての神経症状等が起きると言われています。

手のひら先生スタイルでは脳脊髄液を産生するところ、脈絡叢を刺激してパーキンソン病の鍼治療を行っています。

脳脊髄液は一日450mlを排出し循環していると見られている。

この脳脊髄液の循環は医師の発見ではなく、カイロプラクターによって発見されたそうです。

それまで読み知ったことですが、循環は体の動きにより筋肉が収縮弛緩することで、おこなわれる。

しかしこの号ではは心臓の拍出と脳血管の膨張が関係していると記されています。

排出液は8つほどの穴から排出されると言われています。

これ以外に追突事故に際し出来た穴から、髄液が漏れることで脳脊髄液漏出症が発生するとされています。

このことも参考にしていましたが私がパーキンソン病の治療に、脈絡叢のツボを重要視しているのは、脈絡叢が
血液脳関門とみなされているからです。

脳関門があることで細菌などが脳内に侵入することを防ぐ、防御設備の一つとされるからです。

最近見たテレビで脳内に送りたい薬があっても脈絡叢でストップされるので、そこを通過する物質に薬を接着すると
うまくすり抜けるものでした。

これをヒントに免役度がなかなか上がらない患者さんがいました。

そこでこのツボを刺激した途端免役度が上がったことで、免疫システムとも関係していると考えたというわけです。

まだ検証は必要と感じています。

パーキンソン病症状出現の発端は、ドーパミン減少が原因とされています。

その前の原因はわかりません。

西洋医学ではその前の原因を追求する手段が無いからです。

東洋医学の治療では「未病を治す」というの言葉がありますが、これはまだ発症しないうちに未然に治してしまうという考え方です。

単に中脳黒質を修復しドーパミンを産生する脳神経を再生させても、なかなか元のようにはならないかも。

脳は一度ダメージを受けるとその影響は脳全体に及んでいくからです。

パーキンソン病の治療には大脳基底核だけの刺激をすれば良いのではなく、動きをコントロールしている前頭葉から大脳運動や
その他小脳など多くの箇所が存在します。

それらを手のひらの中で治療を行うには、人間の進化を頭に入れてツボの選択をしなければ、効果的な治療法を開拓することは出来ないと
考えています。

さらなる進化を今年は目指しています。

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