パーキンソン病の鍼治療 ほとんど振顫なし
本日の妹の状況は前回とほとんど変わりなく、朝夕に右手のふるえが出る程度で留まっています。
本日は田舎の叔母からみかんが妹のところに届き、それを一箱届けてくれました。
10キロ程度あるのでしょうか、少し前は手に力が入らなくなるとこぼしていたのに、最近は症状が出なくなったのでしょう重いもの持てるようになりました。
聞かないから答えないのですが、処方されている薬をさらに減らしていけば、振顫もさらに減るのではないでしょうか。
本日は中外医学社発行の「月刊臨床神経科学 Clinical Neuroscience」の、Parkinson病特集を再読して、前回は治療点を取らなかった小脳を調整しました。
西洋医学で解明されたパーキンソン病の振顫メカニズムは、理解することが必要でしょうがそれらのツボを調整しても、完治には至らないことが分かりました。
それまで振顫を起こす元凶の視床下核を調整していましたが、目覚しい振顫抑制効果は出ていませんでした。
ただしMRI撮影でパーキンソン病の進行はしていなかったので、改善の効果はありましたが振顫を止めるまでは行かなかったのです。
それが心臓の調整を行ったことで目覚しく振顫が止まってきたのは、驚くとともに東洋医学の治療に対する考え方の正しさを証明することになりました。
身体は部分だけで出来ているわけではないので、全体の調整をしなくてはなりません。
この一連の治療と研究で、改めて古代中国人が心臓を中心に据えたのは納得できることでした。