パーキンソン病 原因と治療法

手のひら先生のリウマチ相談室を運営する筆者が、高麗手指鍼のパーキンソン病治療についてお話いたします。

進行性核上麻痺治療 4月13日

 1週間ぶりに来院されました。

ご一家で温泉旅行に行かれていました。

あいだが空いたので、少々心配しましたが杞憂でした。

足元もしっかりして、話し方もはっきりし、記憶力も良くなって来たようです。

家族の方に確かめても、体調が良いとのことです。

13回ほどの治療ですが、進行が止まりかけている様に思います。

いぜんの治療よりこの1年2年の、脳神経のツボの研究、つい最近発見した免疫をさらに上げる方法など、これらの集積が効果を上げているのかと思います。

この患者さんの免疫は最初から徐々にしか改善しなかったのですが、この1週で考えついた方法を行ったところ、ほぼ正常に一気に改善しました。

何事も東洋医学では陰陽を頭にいれ補瀉迎随を考えていないと、治療はできないし難病といわれるものは治せないのが理解できました。

そう言えば20年以上前に鍼灸学校の教師が、「補瀉は考えていません」と言っていたのが耳に残っていますが、ヘボだったんだなと思います。

最も補瀉については、わが師金成萬師の最初の授業で、それがあるということを証明して見せてくれたので、そのことは10年前に分かっていましたが。

ところでこのような神経性の難病は、未だ解明されていません。

しかし免疫度が異常に下がっていたこと、なかなか改善しないことを考えると、すべての重症になる病のトリガーになると疑われている、体内にある常在菌ないしウィルスの働きないし悪影響が関係しているのではないかと思います。

脳神経が萎縮しているのは、脳血流が悪くなっているからです。

しかしそれを起こしている真の原因は、このだれでもが持っているウィルスないし常在菌の突然の変異ないだろうか。

免疫度を上げ、経絡調整することで脳を活性化し、そして脳の重要な部分を刺激してやる、このことがこの病気克服完治への道だろうと思い始めました