パーキンソン病治療の難しさ
パーキンソン病治療の難しさは、診断は別として、震えがある場合とない場合の込み入った関係です。
一方では小刻みに震えがあり、一方では体が固く動作が鈍くなる固縮が進行する。
もちろん震えと同時に固縮もあり動作が鈍くなっていく。
厄介なのは前頭葉運動関連領野からの命令伝達に際し、大脳基底核にある淡蒼球という部分の外節が震えと関連し、内節と呼ばれるところは固縮と関連するということです。
震えは視床下核と淡蒼球外節と連動して発振します。本来は抑制すべき淡蒼球が発信し始めると、両者は共鳴しては止めがなくなるそうなのです。
治療とすればこの発信を押さえれば良いのですが、ことはそれほど簡単ではありません。
手のひら先生の高麗手指鍼では、この大脳基底核に対応するツボは確定しました。
しかし確定する基礎になる脳組織も、厳密に抽出されているのではなくアバウトな標本なので、その中から選んでの確定なので正直本当のところであるとの100%の自信はありません。
しかし現時点で考える限りのツボの確定はできたと思います。
そういう状況で淡蒼球の外節と内節は決めることができました。
しかしこれを補瀉することが鍼灸の調整の要点ですが、まだそのことは出来上がっていません。残念ながら。
しかし一方のサウンド・アキュパンクチャにおいては、この補瀉は簡単に出来ています。
鍼治療においてはそれでも便利なことがあり、鍼の補瀉を行わなくてもニュートラルな刺し方をしても、脳や体の方が判断して調整するという便利なものです。
今のところ両方の治療で効果が出ているので、現時点では最高にランクされる治療法と考えています。
しかしさらに効率的にかつ効果的な効果を引き出すには、さらなる鍼灸技術を向上させなければと考えています。
難しいなあ?本当のところ。
でも意外と簡単に回答は出るかも?
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