パーキンソン病治療 8月20日
わが妹のパーキンソン病治療の報告です。
前から言っていますが、鍼灸師にとって身内の患者が一番厄介なのです。
治療費は払わないそのくせ文句は多いというわけです。
鍼灸う学校で先生がおっしゃっていた通りなのです。
パーキンソンの症状はほぼなくなってきたのですが、今度は膝が痛いと言っています。
それは股関節の調整を行ったので、痛みもほとんど無くなりました。
するとパーキンソン病の症状である震顫については、ほとんど気にならないほどになりました。
治療後の1週間の間に波があるとか言って、良い時と悪い時に波があると言っていました。
それがほぼ終日気にならなくなったとうのは、いままでなかったことかもしれません。
さて最近は特に機械に慣れてきたので、サーモグラフィーを患者とのコミュニケーションツールとしても使用しています。
東洋医学西洋医学の基本哲学の差は、感じると見るとにあります。
現代人は見ることに比重が行っているので、中々治療をすぐ理解することが出来ません。
そのような背景を考えると、見せる見るということは治療効果を理解してもらうには、最適なものかもしれません。
と言うわけで妹の膝の痛みは、股関節に血流が言っていないから起こるものだ、ということがすぐ理解されたようです。
またパーキンソン病に関しては、大脳基底核周辺の血流に問題があり、治療後に改善されたことが一目瞭然でした。
他の患者さんも同じような感想を持たれたようです。
特に神経難病である進行性核上麻痺患者さんは、いかに脳の血流が悪化しているか、治療後にはいかにそれが改善されたかが、付き添いの方にも理解されました。
手のマッサージがいかに有用か、これからはもっと理解されていくことでしょう。
パーキンソン病治療 8月5日
膝が痛いのでパーキンソンからくる諸症状、特に震顫はほとんど気にならないようです。
本日は刺激のツボを1点変え、視床を刺激することとしました。
前回までは脳神経に酸素の供給量を増やすということが主眼でしたが、今回からは神経回路の修復を目安に行うことにしました。
治療後は震えは治まりました。
その後6時間経過後も状況は安定しており、震えは起きていないようです。
膝の痛みはここのところ2か月ぐらいの内に起きており、脳の変化とともに体が変化してきたのかもしれません。
私の場合は脳溢血の後遺症で、右半身を下にして寝ると股関節にえも言われないような、ズーンとした痛みが深部に起きます。
これなども後遺症の治療が進むにつれ、徐々に解消しています。
痛みやその他のことが出るのも、一概に悪化しているわけではなく、次によくなるステップとしての変化としてとらえても良いかもしれません。
パーキンソン病 7月28日
今日は二人のパーキンソン病を治療しました。
震顫があるパーキンソン病とないものと、典型的な2つの形です。
と
震えのあるパーキンソン病は我が妹です。
今日はパチパチを使った4回目の治療になります。
震えは右の人差指がかすかに動いています。
「これがいつもの動き?」と質問すると、「このぐらいに動いているか止まっているかだ」いう答えがありました。
指が止まっているときは、身体のほかがかすかに動いているとのこと。
あと少しで止まりそうです。
今お一人のパーキンソン病は、固縮が主たる症状になります。
前回の治療で行った頚椎症の治療が良かったそうで、足裏が地面につかなかったのが着くようになってきたそうです。
薬の効果もあるでしょうが、それを割引いても本日の表情が良くなり、声が少し出るようになり、身体も前回からするとしっかり座っていられるようになっています。
3回の治療で変化がでて来たのは、これからの経過に希望が持てます。
次回は薬をもってきていただき、最適量を計測します。
薬の量を調整できればさらに変化が期待できます。
パーキンソン病の新しい治療方法 その後
今までにない治療法です。
脳神経全般に応用が出来るので、パーキンソン病だけでなく私の脳溢血後遺症治療にも使っています。
どちらも効果が出ています。
脳神経のツボは私が独自に見つけ出したもので、中指の先が頭でそれが脳神経に当たリます、と言う程度のレベルではありません。
運動野、感覚野、大脳基底核 小脳 視床 視床下核等々、手のひら全体に散らばっていると言っても良いでしょう。
手指鍼講座の図に描かれている程度では、脳神経の疾患には対処できません。
また単に鍼を刺しただけでは、治療などできません。
めくらめっぽう鍼を刺しても、手が腫れるほど多くの鍼を刺しても、効果を出すことは難しいでしょう。
病気の根源を理解し、的確に問題個所を探し出して、そこを治療しなければ効果を望むことはできません。
それと脳神経の刺激は鍼だけでは、難病と言われる脳神経疾患には対処できません。
内臓疾患などはがんやリウマチ糖尿病を除けば、難病とは言えないようなものです。
脳は人間のコントロールセンターであり、ここの障害は体の疾患とは治すのにレベルを上げないと対処できません。
現代医学でも脳神経疾患はまったくといっていいほど、お手上げの状態になっています。
そこでこれに対処するにはそれ相応の刺激が必要ということになります。
ところが日本の先達は素晴らしい方たちがいました。
いまそのおこぼれをいただき治療を進化させているのです。
さて妹の病状ですが、ツボを変えて先回は2回目になりました。
この治療法での処置は計3回になりますが、ツボを頭で考えたものではなく患者を見ながら選定して、前回はそれが効果を出しました。
今回はその2回目です。
震えはぴたっと治まっています。
以前の処方でも治まることはありましたが、何となく動き出すのではないかそんなエネルギーが裏に潜んでいる感じがありました。
それが前回も今回も感じられません。
治療後2日経過して電話で病状を聞くと、翌日少し震えたがそれもいつもと比べれば雲泥の差であったこと、本日は全くないとのことでした。
脳の深部視床下核が震えの震源地になっていますが、要はそこに酸素が供給されないので震えてポンプの役目をしているわけです。
酸素が供給されれば不要になった震えのポンプはいらないということです。
パーキンソン病治療 7月15日
パーキンソン病の震えは視床下核が、いわば震源地となってそこから震えが起こり始めます。
これが西洋医学的な説明です。
前回からここを刺激するのに、それまでの超音波から電流刺激に変えました。
しかしそれほどの変化が見られませんでした。
これはどうしたことかと思案橋を、行ったり来たりしていました。
そうだ患者の脳にどちらが良いか聞けばいいんだ!
そこで本日は我が妹の脳に大脳基底核の刺激が良いか、それとも視床下核が良いか聞いてみることにしました。
これが出来るのが東洋医学の醍醐味ですね。
このところが西洋人には全く分かっていないので、鍼は効かないなんて実験を何回もやっているんですね。
みなさん笑ってあげましょうね。
さて返事は大脳基底核でした。
あと2か所も同じように問合せをしてみました。
どの様な商売もお客様あってのことなので、鍼はちょっと違うか。
微妙にツボはずれていたので、そこを修正して治療することにしました。
結果は良いようでした。
まず治療直後は震えがピタリと止まりました。
安定した感じの治まり方でした。
以前も直後は止まっていることが多かったのですが、何か震えのエネルギーが体からはじけそうな感じがありました。
今回は無くなっていました。
6時間後に電話しましたが、震えは治まっていました。
ただ今までは治まっていても緊張すると出ていたので、今しばらく様子を観察してみないと判断はできません。
ただ自身の脳溢血後遺症の痙性麻痺が格段に良くなっているのを見ても、明らかに治療効果は異なっているので良い結果が期待できそうです。
新しい試みのパーキンソン病治療
ここのところ新しい方法で治療を行ってきました。
徐々にかすかにでも着実にパーキンソンの症状は良くなっています。
しかし治療家の立場からも患者の立場からも、いまひとつ改善速度が上がりません。
あっという間に改善するのは危険ですし、眉唾かかえって疑った方が良い治療かも知れません。
そこで手元にある超音波の機械で、パーキンソンに関係するツボの刺激を行ってきました。
確かにただ鍼で行う刺激とは異なり、今少し進歩して改善されてくる気がします。
問題の震えもさらに振幅が少なくなり、頻度も少なくなっています。
本人が症状を訴えないことが何よりの効果が出たことを証明しています。
私の脳溢血後遺症治療に、発明品のニードルキーパーを使い、イオンパンピングコードとピエゾ電流を使う方法を行いました。
身体は刺激が強いのか、何かと疲れます。
梅雨の影響とも思いましたが、その影響よりも治療の方が大きいようです。
ただし体の変化は大きいものがあります。
そこで脳神経に関することなので、本日は妹のパーキンソンにも脳神経調整ということでは、同じベースにあるので試しました。
すると即効果が出て、今まで以上にふるえは治まりました。
結局視床下核に酸素供給がなされないので、そこが震源地となって震顫が起こると考えます。
そこに強い刺激を与えたことで、血液の流れが良くなり治療効果が出たということになります。
治療後はいつもと同じようですが、疲れが出て昼寝をしたとのことでした。
次回と言うより明日からの身体の変化がどうなるか、それが知りたいと思います。